＊カナダ中銀政策金利 23:45
予想　2.25％　前回　2.25％

　このあと日本時間２３時４５分にカナダ中銀は金融政策の結果を公表。市場では据え置きが確実視されている。カナダ経済はトランプ関税ショックで年初に景気が冷え込んだものの、足元では雇用・物価・ＧＤＰが予想を上回る改善を示しており、景気の底堅さが確認されつつある。

　市場およびエコノミストの大半は、マックレム総裁が追加刺激に慎重姿勢を維持し、利下げサイクル終了を示唆するとの見方を固めている。「声明のトーンは建設的で、やや勝ち誇ったものになる可能性がある。一方、米通商政策が依然として大きな不確実性をもたらす点には慎重に触れるのでは」との指摘も一部から出ている。

　エコノミストの間では、カナダ中銀は２０２６年内は据え置きを継続との見方が多数。約半数が２０２７年前半に利上げ再開と予想している状況。一部は２０２６年後半の利上げ開始を織り込んではいるが、今週の政策委員会で利上げを示唆するのは時期尚早との指摘が多い。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース