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    2025年12月10日 22時50分

    中国ディープシーク、次期モデルで禁止のエヌビディア製チップを使用と伝わる

     中国のAIスタートアップ、ディープシーク社(深度求索)が、中国国内で禁止されているエヌビディア<NVDA>製チップを使って次期AIモデルを開発していたと伝わっている。ザ・インフォメーションが関係者の話として伝えた。

     エヌビディアのブラックウェルチップは、販売が許可されている他国を経由して中国に密輸され、チップを搭載したサーバーは中国到着前に分解されていたという。
     ディープシークは今年1月、米大手IT企業に匹敵する性能を遥かに低コストで実現したAIモデルを公開し、世界的な注目を集めた。同社には、中国のヘッジファンド ハイ・フライヤー(高飛)が出資しており、同ファンドは2021年時点で米国の輸出規制が始まる前にエヌビディア製GPUを確保していた。

     今週初めには、トランプ大統領がエヌビディアの旧型AIアクセラレーターのH200の中国向け出荷を条件付きで認めたものの、より強力なブラックウェルの輸出禁止は継続している。

     ディープシークは9月に新しいAIモデルを発表しており、同モデルの開発では中国の半導体メーカーと協力していると述べていた。

    株探ニュース