2025年12月2日 21時50分
英中銀、銀行の資本要件を引き下げ ストレステストは主要銀行7行全てが合格
英中銀は、英国の銀行セクターが必要とする資本要件の推計値を10年ぶりに引き下げた。英国の銀行システムはリスク加重資産の約13%を中核的自己資本(ティア1資本)として保有すべきだとの認識を示した。従来は14%だった。同水準は2015年に最初に示され、19年の見直しで据え置かれていた。
引き下げは2027年初めに適用される予定で、中銀は銀行固有のリスクに応じて上乗せされるピラー2Aと呼ばれる追加の最低資本要件を引き下げる。
英中銀は声明で「中銀の金融行政委員会(FPC)の基準引き下げによって、銀行は高い確実性と自信を持って英国の家計や企業への貸し出しに資本を活用することができる」と説明。銀行セクターの強靱性が高まったと指摘した。
英中銀は2日、英国の主要銀行7行全てが、中銀による最新のストレステストに合格したと発表。ベイリー総裁は、「銀行は引き続き堅調な収益を報告しており、必要以上の資本水準は維持すべきでない」と述べていた。
株探ニュース
引き下げは2027年初めに適用される予定で、中銀は銀行固有のリスクに応じて上乗せされるピラー2Aと呼ばれる追加の最低資本要件を引き下げる。
英中銀は声明で「中銀の金融行政委員会(FPC)の基準引き下げによって、銀行は高い確実性と自信を持って英国の家計や企業への貸し出しに資本を活用することができる」と説明。銀行セクターの強靱性が高まったと指摘した。
英中銀は2日、英国の主要銀行7行全てが、中銀による最新のストレステストに合格したと発表。ベイリー総裁は、「銀行は引き続き堅調な収益を報告しており、必要以上の資本水準は維持すべきでない」と述べていた。
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