＊ビットコイン（ドル）（NY時間07:34）（日本時間21:34）
91792.63（-659.75 -0.71%） 高93074.31　安90027.50
円建参考値 1447万2026円（-104016 -0.71%）

＊イーサ（ドル）
3023.32（-73.63 -2.38%） 高3061.50　安2956.69
円建参考値　47万6657円（-11608　-2.38%）

＊ＸＲＰ（ドル）
2.1194（-0.0849 -3.85%） 高2.1480　安2.0693
円建参考値 334.14円（-13.39　-3.85%）

　きょうのビットコインは買い戻しが優勢となっており、９万ドル台を回復している。個人投資家やデジタル資産保有企業まで、見切り売りが続いており、前日は９万ドルを割り込み、８万８０００ドル台まで下落する場面も見られていた。暗号資産全体で１兆ドルを超える時価総額が消失している。

　市場からは、次の下値メドとして８万５０００ドルと８万ドル、場合によっては、４月の関税関連の混乱期に付けた年初来安値７万４４２５ドルも視野に入るとの指摘も出ていた。

　本日はエヌビディア<NVDA>が好決算を発表し、市場全体にひとまず安心感が広がる中、ビットコインも買い戻されている。

　ただ、急速な下落の中、徐々に反転への期待も台頭しており、ビットコインのオプション動向を見ると、投資家は最近の乱高下から価格が安定し、年末にかけては上値を試す展開もあり得るとのポジションを取りつつある。

　さらなる下落に備える動きが完全に消えたわけではないものの、上昇方向への賭けを再び積み増す投資家も増えているようだ。８万５０００－９万ドル近辺での取引が集中しており、その辺を下値メドと見ている模様。

　これ以上、市場環境が崩れなければ、ビットコインは緩やかに回復する余地があることを示している。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース