ストラテジストは、世界の株式市場は足元で不安定な値動きが見られるものの、２０２６年半ばにかけて緩やかな上昇を実現すると見込んでいる。

　要因として、安定した企業利益の伸び、比較的底堅い世界経済、そしてＦＲＢによる利下げの可能性が株式市場をさらに押し上げるという。

　一方、リスク要因としては、バリュエーションの過熱感、ソフトランディングシナリオへの疑念、そして企業決算における見通しの上振れ幅の縮小などが慎重姿勢を促す可能性があるとも付け加えた。

　最近の市場の変動は、限られた銘柄が大きく上昇するなど、市場全体のパフォーマンスが狭まっていることが背景にあると分析。米国ではＡＩ関連銘柄が上げを主導し、欧州では大型の多国籍企業が買われている点を挙げている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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