ムサレム・セントルイス連銀総裁の発言が伝わり、米経済が来年の早い時期に力強く回復するとの見通しを示した上で、追加利下げには慎重な対応が必要との認識を強調した。
　　
　総裁は、ブルームバーグとのインタビューで「米経済は１－３月（第１四半期）には大きく持ち直すだろう」と発言。その要因として財政支援や、これまでに実施された利下げ効果、規制緩和を挙げた。

　また、現在のＦＲＢの政策金利は、インフレ抑制への下押し圧力がほぼなくなる水準に近づいているとの見解を改めて示した。「金融政策が過度に緩和的になることなく、さらに利下げを行える余地は限られていると思う。だからこそ慎重に行動することが極めて重要だ」とも述べた。

株探ニュース