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    2025年11月10日 22時11分

    中国の自動車販売、需要鈍化で下落傾向再開

     中国の自動車販売台数は0月に前月の急増から一転して減少に転じた。同国の自動車市場は若い世代の自動車購入意欲の低下により圧迫されている。

     中国乗用車協会(CPCA)が月曜日に発表したデータによると、乗用車の小売販売台数は10月に前年比0.8%減の224万台となった。前月比では0.1%減少した。10月の低迷は、前年の高いベース効果と市場の力強い需要の欠如が原因とみられる。若い世代の新車購入意欲は低く、新規販売の大部分は新規購入者ではなく買い替え消費者によるものだったとCPCAは述べた。

     一方、同国の自動車輸出は10月に過去最高を記録。乗用車の輸出は前年比28%増の56万8000台となり、電気自動車(EV)とハイブリッド車の出荷台数は前年比2倍超の25万1000台に達した。ただ、EV販売は市場参加者が予想したほど伸びなかった。バッテリーEVとプラグイン・ハイブリッドを含む新エネルギー車の小売販売台数は前年比7.3%増の130万台だった。

     テスラ<TSLA>の中国での販売台数は先月9.9%減の6万1497台となった。テスラは中国市場での需要鈍化による圧迫が続いている。

     11月については、年末に向けて農村部での需要増加により中国の自動車販売は上振れする可能性があり、自動車メーカーの短期的な販促活動からも押し上げ効果を受ける可能性があると述べた。車両輸出は引き続き堅調に推移する見通しだという。

    株探ニュース