2025年11月7日 1時53分
ダウ平均が下げ幅拡大 AI関連への不透明感は根強い 人員削減数のデータに反応との指摘も=米国株
NY株式6日(NY時間11:51)(日本時間01:51)
ダウ平均 46861.88(-449.12 -0.95%)
ナスダック 23053.14(-446.66 -1.90%)
CME日経平均先物 50185(大証終比:-675 -1.35%)
きょうのNY株式市場、次第に下げが強まっており、ダウ平均は一時500ドル近くまで下げ幅を拡大。前日は一服していたが、週初のネガティブな雰囲気が再び復活しているようで、AI関連株中心に売りが広がっている。高バリュエーションへの懸念が引き続き、米株式市場を圧迫しているようだ。
また、米政府機関閉鎖で公式なデータの発表が見送られる中、この日発表の米人員削減数のデータにネガティブに反応しているとの指摘も出ている。米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した10月の人員削減発表は、同月としては過去20年以上で最多となった。AIの浸透による産業構造の変化とコスト削減の加速が背景。米企業が10月に発表した人員削減は15万3074件で、前年同月のほぼ3倍に達した。中心はIT・ハイテク企業と倉庫業。2025年通年では2009年以来最悪のレイオフ年となる見通し。37日目に突入した政府閉鎖により経済指標が途絶している中で、米経済の不安定さを浮き彫りにしている。
AI関連に関してはクアルコム<QCOM>が好決算にもかかわらず下落していることが圧迫。好決算を受けて上昇していた英アーム<ARM>が下げに転じていることも雰囲気を悪化させているようだ。
一部からは、「われわれはまだAIスーパーサイクルの初期段階にある。投資はマグニフィセント7だけでなく、シュワブやJPモルガンといった大手銀にも広がっている」といった強気な声も聞かれる。
ただ、決算シーズンが峠を越す中、市場はAI投資ブームの持続性をにらみながら、今後の方向性を慎重に見極めようとしているようだ。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、直近数週間で株価が上昇していたこともあり、期待値が高過ぎたとの指摘が出ている。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。ソフトバンクG<9984>が同社の買収を今年検討したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ただ、現在は買収について交渉していないという。実現していれば、半導体業界史上最大規模の取引となる可能性があった。
中古車販売のカーマックス<KMX>が大幅安。株価が年初来で半分に下落したことを受け、ナッシュCEOを解任したと発表。経営陣刷新に踏み切った。
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅高。決算を発表しており、売上高、EBITDAとも予想を上回った。第4四半期の見通しでも予想を上回るEBITDAの見通しを示している。同社はAI検索エンジンの新興企業パープレキシティAI社と戦略提携を結んだと発表した。
クアルコム<QCOM> 170.52(-9.20 -5.12%)
英アーム<ARM> 156.06(-4.13 -2.58%)
アップル<AAPL> 270.79(+0.65 +0.24%)
マイクロソフト<MSFT> 497.92(-9.24 -1.82%)
アマゾン<AMZN> 242.84(-7.36 -2.94%)
アルファベットC<GOOG> 284.24(-0.51 -0.18%)
アルファベットA<GOOGL> 283.79(-0.52 -0.18%)
テスラ<TSLA> 438.50(-23.57 -5.10%)
エヌビディア<NVDA> 188.64(-6.57 -3.37%)
メタ<META> 620.59(-15.37 -2.42%)
AMD<AMD> 237.89(-18.44 -7.19%)
イーライリリー<LLY> 937.90(+12.09 +1.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 46861.88(-449.12 -0.95%)
ナスダック 23053.14(-446.66 -1.90%)
CME日経平均先物 50185(大証終比:-675 -1.35%)
きょうのNY株式市場、次第に下げが強まっており、ダウ平均は一時500ドル近くまで下げ幅を拡大。前日は一服していたが、週初のネガティブな雰囲気が再び復活しているようで、AI関連株中心に売りが広がっている。高バリュエーションへの懸念が引き続き、米株式市場を圧迫しているようだ。
また、米政府機関閉鎖で公式なデータの発表が見送られる中、この日発表の米人員削減数のデータにネガティブに反応しているとの指摘も出ている。米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した10月の人員削減発表は、同月としては過去20年以上で最多となった。AIの浸透による産業構造の変化とコスト削減の加速が背景。米企業が10月に発表した人員削減は15万3074件で、前年同月のほぼ3倍に達した。中心はIT・ハイテク企業と倉庫業。2025年通年では2009年以来最悪のレイオフ年となる見通し。37日目に突入した政府閉鎖により経済指標が途絶している中で、米経済の不安定さを浮き彫りにしている。
AI関連に関してはクアルコム<QCOM>が好決算にもかかわらず下落していることが圧迫。好決算を受けて上昇していた英アーム<ARM>が下げに転じていることも雰囲気を悪化させているようだ。
一部からは、「われわれはまだAIスーパーサイクルの初期段階にある。投資はマグニフィセント7だけでなく、シュワブやJPモルガンといった大手銀にも広がっている」といった強気な声も聞かれる。
ただ、決算シーズンが峠を越す中、市場はAI投資ブームの持続性をにらみながら、今後の方向性を慎重に見極めようとしているようだ。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、直近数週間で株価が上昇していたこともあり、期待値が高過ぎたとの指摘が出ている。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。ソフトバンクG<9984>が同社の買収を今年検討したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ただ、現在は買収について交渉していないという。実現していれば、半導体業界史上最大規模の取引となる可能性があった。
中古車販売のカーマックス<KMX>が大幅安。株価が年初来で半分に下落したことを受け、ナッシュCEOを解任したと発表。経営陣刷新に踏み切った。
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅高。決算を発表しており、売上高、EBITDAとも予想を上回った。第4四半期の見通しでも予想を上回るEBITDAの見通しを示している。同社はAI検索エンジンの新興企業パープレキシティAI社と戦略提携を結んだと発表した。
クアルコム<QCOM> 170.52(-9.20 -5.12%)
英アーム<ARM> 156.06(-4.13 -2.58%)
アップル<AAPL> 270.79(+0.65 +0.24%)
マイクロソフト<MSFT> 497.92(-9.24 -1.82%)
アマゾン<AMZN> 242.84(-7.36 -2.94%)
アルファベットC<GOOG> 284.24(-0.51 -0.18%)
アルファベットA<GOOGL> 283.79(-0.52 -0.18%)
テスラ<TSLA> 438.50(-23.57 -5.10%)
エヌビディア<NVDA> 188.64(-6.57 -3.37%)
メタ<META> 620.59(-15.37 -2.42%)
AMD<AMD> 237.89(-18.44 -7.19%)
イーライリリー<LLY> 937.90(+12.09 +1.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース