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    2025年11月7日 0時10分

    ダウ平均は反落 週初のネガティブな雰囲気は一服も上値は重い=米国株序盤

    NY株式6日(NY時間10:09)(日本時間00:09)
    ダウ平均   47017.58(-293.42 -0.62%)
    ナスダック   23254.95(-244.85 -1.04%)
    CME日経平均先物 50650(大証終比:-210 -0.41%)

     きょうのNY株式市場、ダウ平均、ナスダックとも反落。週初のネガティブな雰囲気は一服しているが、上値が重い展開が続いている。前日はAI関連の高バリュエーションへの懸念が和らぎ、さらにトランプ関税に関する最高裁のトーンが市場心理を支えていた。

     前日に最高裁で口頭弁論が行われ、トランプ政権の主張に対して懐疑的な質問が判事から相次いでいた。これを受けて賭け市場では、最高裁がトランプ関税維持が支持される確率が、前日の約50%から25%に急低下している。

     これにより市場では、最高裁がトランプ政権の通商政策を違法と判断する可能性が高まったとの見方が広まり、関税撤廃による株価押し上げ効果への期待が広がっている。ただ、最終的な結論はまだ先になる。

     一方、FRBの利下げについては、FOMC委員からの発言は12月利下げに慎重な見解が多い印象。政府機関閉鎖で数字が見えない中、次回12月10日のFOMCまでに、そのトーンに変化が出る可能性は低いとも思われる。ただ、短期金融市場ではまだ、追加利下げの確率を65%程度で見ている状況。

     一部からは、「われわれはまだAIスーパーサイクルの初期段階にある。投資はマグニフィセント7だけでなく、シュワブやJPモルガンといった大手銀にも広がっている」といった強気な声も聞かれる。

     決算シーズンが峠を越す中、市場はAI投資ブームの持続性と通商政策リスクの両面をにらみながら、今後の方向性を見極めようとしているようだ。

    アップル<AAPL> 269.36(-0.78 -0.29%)
    マイクロソフト<MSFT> 499.86(-7.30 -1.44%)
    アマゾン<AMZN> 247.39(-2.81 -1.12%)
    アルファベットC<GOOG> 284.84(+0.09 +0.03%)
    アルファベットA<GOOGL> 284.27(-0.04 -0.01%)
    テスラ<TSLA> 454.49(-7.58 -1.64%)
    エヌビディア<NVDA> 192.98(-2.23 -1.14%)
    メタ<META> 622.93(-13.02 -2.05%)
    AMD<AMD> 241.70(-14.63 -5.71%)
    イーライリリー<LLY> 927.19(+1.38 +0.15%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース