2025年11月6日 23時07分
米人員削減数、10月としては20年以上で最多
米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスによると、米企業による10月の人員削減発表は同月として過去20年以上で最多となった。AIの浸透による産業構造の変化とコスト削減の加速が背景にある。
米企業が10月に発表した人員削減は15万3074件で、前年同月のほぼ3倍に達した。中心はIT・ハイテク企業と倉庫業だった。
10月としては2003年以来の高水準で、当時は携帯電話の普及が現在と同様に産業に大きな変化をもたらしていたと調査元が指摘。
報告の中で、一部の業界ではパンデミック期の採用ブームの反動が起きているが、主因はAI導入の進展、個人消費や企業支出の減速、コスト上昇だという。これらが経費削減や採用凍結を促していると解説した。
現在は、解雇された労働者は新たな職をすぐに見つけるのが難しくなっており、労働市場の緩みをさらに助長する可能性があるとも付け加えた。
株探ニュース
米企業が10月に発表した人員削減は15万3074件で、前年同月のほぼ3倍に達した。中心はIT・ハイテク企業と倉庫業だった。
10月としては2003年以来の高水準で、当時は携帯電話の普及が現在と同様に産業に大きな変化をもたらしていたと調査元が指摘。
報告の中で、一部の業界ではパンデミック期の採用ブームの反動が起きているが、主因はAI導入の進展、個人消費や企業支出の減速、コスト上昇だという。これらが経費削減や採用凍結を促していると解説した。
現在は、解雇された労働者は新たな職をすぐに見つけるのが難しくなっており、労働市場の緩みをさらに助長する可能性があるとも付け加えた。
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