2025年11月6日 22時44分
ダウ先物は小幅高 本日も週初のネガティブな雰囲気は一服=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:28)(日本時間22:28)
ダウ先物 47477(+41.00 +0.09%)
S&P500 6841.00(+15.75 +0.23%)
ナスダック100先物 25809.00(+62.75 +0.24%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇している。本日も週初のネガティブな雰囲気が一服しているが、前日はAI関連の高バリュエーションへの懸念が和らぎ、さらにトランプ関税に関する最高裁のトーンが市場心理を支えた。
前日に最高裁で口頭弁論が行われ、トランプ政権の主張に対して懐疑的な質問が判事から相次いでいた。これを受けて賭け市場では、最高裁がトランプ関税維持が支持される確率が、前日の約50%から25%に急低下している。
これにより市場では、最高裁がトランプ政権の通商政策を違法と判断する可能性が高まったとの見方が広まり、関税撤廃による株価押し上げ効果への期待が広がっている。ただ、最終的な結論はまだ先になる。
一方、FRBの利下げについては、FOMC委員からの発言は12月利下げに慎重な見解が多い印象。政府機関閉鎖で数字が見えない中、次回12月10日のFOMCまでに、そのトーンに変化が出る可能性は低いとも思われる。ただ、短期金融市場ではまだ、追加利下げの確率を65%程度で見ている状況。
一部からは、「われわれはまだAIスーパーサイクルの初期段階にある。投資はマグニフィセント7だけでなく、シュワブやJPモルガンといった大手銀にも広がっている」といった強気な声も聞かれる。
決算シーズンが峠を越す中、市場はAI投資ブームの持続性と通商政策リスクの両面をにらみながら、今後の方向性を見極めようとしているようだ。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け時間外で軟化。好調な決算ではあったものの、直近数週間で株価が上昇していたこともあり、期待値が高過ぎたとの指摘が出ている。
半導体設計の英アーム<ARM>が決算を受け時間外で上昇。ロイヤルティ、ライセンスとも予想を上回る売上高を示した。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が時間外で上昇。ソフトバンクG<9984>が同社の買収を今年検討したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ただ、現在は買収について交渉していないという。実現していれば、半導体業界史上最大規模の取引となる可能性があった。
中古車販売のカーマックス<KMX>が時間外で大幅安。株価が年初来で半分に下落したことを受け、ナッシュCEOを解任したと発表。経営陣刷新に踏み切った。
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が時間外で大幅高。決算を発表しており、売上高、EBITDAとも予想を上回った。第4四半期の見通しでも予想を上回るEBITDAの見通しを示している。同社はAI検索エンジンの新興企業パープレキシティAI社と戦略提携を結んだと発表した。
(NY時間08:38)(日本時間22:38)時間外
クアルコム<QCOM> 178.08(-1.65 -0.92%)
英アーム<ARM> 164.81(+4.62 +2.88%)
マーベル<MRVL> 99.89(+6.99 +7.52%)
カーマックス<KMX> 36.76(-4.05 -9.92%)
スナップ<SNAP> 8.74(+1.44 +19.73%)
アップル<AAPL> 269.96(-0.18 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 506.51(-0.65 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 250.69(+0.49 +0.20%)
アルファベットC<GOOG> 290.10(+5.35 +1.88%)
アルファベットA<GOOGL> 289.65(+5.34 +1.88%)
テスラ<TSLA> 464.23(+2.16 +0.47%)
メタ<META> 641.64(+5.69 +0.89%)
エヌビディア<NVDA> 197.16(+1.95 +1.00%)
AMD<AMD> 255.34(-0.99 -0.39%)
イーライリリー<LLY> 930.00(+4.19 +0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47477(+41.00 +0.09%)
S&P500 6841.00(+15.75 +0.23%)
ナスダック100先物 25809.00(+62.75 +0.24%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇している。本日も週初のネガティブな雰囲気が一服しているが、前日はAI関連の高バリュエーションへの懸念が和らぎ、さらにトランプ関税に関する最高裁のトーンが市場心理を支えた。
前日に最高裁で口頭弁論が行われ、トランプ政権の主張に対して懐疑的な質問が判事から相次いでいた。これを受けて賭け市場では、最高裁がトランプ関税維持が支持される確率が、前日の約50%から25%に急低下している。
これにより市場では、最高裁がトランプ政権の通商政策を違法と判断する可能性が高まったとの見方が広まり、関税撤廃による株価押し上げ効果への期待が広がっている。ただ、最終的な結論はまだ先になる。
一方、FRBの利下げについては、FOMC委員からの発言は12月利下げに慎重な見解が多い印象。政府機関閉鎖で数字が見えない中、次回12月10日のFOMCまでに、そのトーンに変化が出る可能性は低いとも思われる。ただ、短期金融市場ではまだ、追加利下げの確率を65%程度で見ている状況。
一部からは、「われわれはまだAIスーパーサイクルの初期段階にある。投資はマグニフィセント7だけでなく、シュワブやJPモルガンといった大手銀にも広がっている」といった強気な声も聞かれる。
決算シーズンが峠を越す中、市場はAI投資ブームの持続性と通商政策リスクの両面をにらみながら、今後の方向性を見極めようとしているようだ。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け時間外で軟化。好調な決算ではあったものの、直近数週間で株価が上昇していたこともあり、期待値が高過ぎたとの指摘が出ている。
半導体設計の英アーム<ARM>が決算を受け時間外で上昇。ロイヤルティ、ライセンスとも予想を上回る売上高を示した。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が時間外で上昇。ソフトバンクG<9984>が同社の買収を今年検討したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ただ、現在は買収について交渉していないという。実現していれば、半導体業界史上最大規模の取引となる可能性があった。
中古車販売のカーマックス<KMX>が時間外で大幅安。株価が年初来で半分に下落したことを受け、ナッシュCEOを解任したと発表。経営陣刷新に踏み切った。
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が時間外で大幅高。決算を発表しており、売上高、EBITDAとも予想を上回った。第4四半期の見通しでも予想を上回るEBITDAの見通しを示している。同社はAI検索エンジンの新興企業パープレキシティAI社と戦略提携を結んだと発表した。
(NY時間08:38)(日本時間22:38)時間外
クアルコム<QCOM> 178.08(-1.65 -0.92%)
英アーム<ARM> 164.81(+4.62 +2.88%)
マーベル<MRVL> 99.89(+6.99 +7.52%)
カーマックス<KMX> 36.76(-4.05 -9.92%)
スナップ<SNAP> 8.74(+1.44 +19.73%)
アップル<AAPL> 269.96(-0.18 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 506.51(-0.65 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 250.69(+0.49 +0.20%)
アルファベットC<GOOG> 290.10(+5.35 +1.88%)
アルファベットA<GOOGL> 289.65(+5.34 +1.88%)
テスラ<TSLA> 464.23(+2.16 +0.47%)
メタ<META> 641.64(+5.69 +0.89%)
エヌビディア<NVDA> 197.16(+1.95 +1.00%)
AMD<AMD> 255.34(-0.99 -0.39%)
イーライリリー<LLY> 930.00(+4.19 +0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース