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    2025年7月21日 22時37分

    ベライゾンが決算受け上昇 料金値上げと税制改正が寄与=米国株個別

    (NY時間09:35)(日本時間22:35)
    ベライゾン<VZ> 42.10(+1.26 +3.09%)

     ベライゾン<VZ>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益のガイダンスも上方修正している。無線通信料金の値上げと最近の税制改正が寄与した。

     今回の通期ガイダンスには、進行中のフロンティア買収に関する前提は含まれていない。光ファイバー通信サービスのファイオスの展開も拡大しており、2025年に65万世帯の新規接続達成に向けて順調に進行中だとしている。

     同社は声明で「勢いがあり、今後の道筋も明確なため、年後半に向けて、EBITDA、1株利益、フリーキャッシュフロー(FCF)の通期見通しを引き上げた。フロンティアの買収についても、完了に向けて前進している」と述べた。

     一方、月額課金の携帯契約者数は予想外の5万1000人の減少となった。予想は1万2000人増だった。同社は競合他社と同様に、新規顧客獲得に苦戦している。ホリデーシーズンのプロモーションをAT&T<T>やTモバイル<TMUS>よりも早期に終了したことが第1四半期の大幅な契約者の減少につながっていた。しかし、その後は3年間の料金固定保証や無料端末アップグレード、衛星通信を使った無料テキストサービスなど、積極的な施策も展開している。

     ここ数年、同社は月額料金や手数料を引き上げて底上げを図っており、売上の伸びが鈍化する中でも利益に貢献していた。また、ブロードバンド事業は引き続き安定成長を見せ、インターネット顧客は29.3万人増と予想の20.9万人を上回った。同社や他の通信キャリアは5Gを活用したホームワイヤレスサービスやモバイルプランとのバンドルを提供することで、CATV企業から市場シェアを奪っている。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):1.22ドル(予想:1.19ドル)
    ・売上高:345億ドル 5.2%増(予想:337.6億ドル)
       サービス・その他:282.5億ドル
       機器収入:62.6億ドル
        個人:266億ドル(予想:259.3億ドル)
        企業:73億ドル(予想:72.3億ドル)
    ・EBITDA(調整後):128億ドル(予想:126.7億ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):1?3%増(従来:0?3%増)
    ・EBITDA(調整後):2.5?3.5%増(従来:2.0?3.5%増)
    ・FCF:195億?205億ドル(従来:175億?185億ドル)(予想:182.4億ドル)
    ・携帯サービス売上高:2.0?2.8%増を維持
    ・設備投資:175?185億ドルを維持(予想:180.7億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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