（NY時間14:32）（日本時間03:32）
ケアＤＸ<CDNA>　11.74（-7.46　-38.85%）

　医療機器のケアＤＸ<CDNA>が急落。同社の臓器移植検査サービスに関するメディケア請負業者（ＭＡＣ）からの保険適用に関する草案が発表されたことが背景。アナリストはこの草案を失望的と表現。草案の内容がわれわれの想定と一致しないとし、臓器ごとに検査回数を大幅に制限する内容に驚いたと述べている。

　草案では、移植後最初の１年間および移植後３年間の検査回数に明確な制限を導入しており、現状よりも大幅に検査対象を狭める内容となっている。これは腎臓および心臓移植の検査における同社のアドレス可能市場を半減させる可能性があるという。また、同社の心臓ケア事業への逆風になる恐れも指摘した。

　一方、これはあくまで草案で最終的な見解とは限らず、今後の変更や修正の余地もあるとも述べている。

【企業概要】
　移植患者と介護者向けの差別化された高価値診断ソリューションの発見・開発・商業化に注力する。移植前後の患者ケアプロセス全体を通して、検査サービス、製品、デジタルソリューションを手掛け、移植患者向けのゲノム情報を提供するほか、移植センター内のスタッフ増強サービスを提供し、効率的な運営を支援。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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