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    2025年7月15日 23時49分

    コノコフィリップス、アラスカで新たな原油探査を模索=米国株個別

    (NY時間10:46)(日本時間23:46)
    コノコフィリップス<COP> 93.78(-0.39 -0.41%)

     コノコフィリップス<COP>はアラスカ州北極圏で新たな原油探査を進めようとしている。同州では大規模な石油掘削プロジェクト「ウィロー」が展開されているが、同地域にはまだ発見されていない原油が膨大にあると見込まれている。

     同社は14日に米連邦規制当局に対し、4口の新たな試掘井の掘削と地震探査の実施を申請した。探査対象地域はアラスカ国家石油保留地(NPRA)で、同社にとっては2020年以降で最大の探査計画となる。

     今回の取り組みは、トランプ大統領が推進する国内石油開発の拡大方針や、同社のポートフォリオ多様化戦略と一致。

     アラスカでは数十年前に整備された処理施設や現在建設中のウィロー施設などのインフラを活用することが可能。ウィローでは今後30年間で6億バレルの生産が見込まれている。

     ただ、新たな掘削計画に対しては環境保護団体からの反発が予想される。これまでウィロー計画や同地域での探査に反対してきた保護団体は、北極ギツネやアカギツネ、ジャコウウシ、カリブー、グリズリー・ベアなど野生動物の豊富な生態系が脅かされると警鐘を鳴らしている。一方、北極圏での石油探査支持者からは、今後も数十年に渡り原油が必要だとの声が出ている。

     本日の株価は小幅安での推移。

    【企業概要】
     石油・天然ガス・天然ガス液事業を展開する独立系企業。北米の資源豊富な非在来型石油開発、北米・欧州・アフリカ・アジアの在来型石油開発、LNG開発、カナダのオイルサンド、および世界各地の探鉱鉱区を含む事業を手掛ける。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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