（NY時間12:08）（日本時間01:08）
ティルレイ<TLRY>　2.18（+0.46　+26.45%）

　大麻のティルレイ・ブランズ<TLRY>が大幅高。取引開始前に６－８月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を上回った。アナリストは「同社の多角化された事業ポートフォリオは主要な強み。ポートフォリオ再構築が同社の成長加速を支える可能性がある」と分析している。

　また、別のアナリストは「規制環境の変化という追い風がようやく吹き始めている。中間選挙を前に規制面で実質的な進展があれば、長らく好材料を織り込まなかった市場に再評価が起きる可能性が高い」とも述べていた。

　今回の同社株の上昇は業界全体に対する投資家心理の改善を示すもので、米国での大麻規制緩和期待の再燃がセクター全体の再評価につながりつつあると見られている。

　他の関連株にも買いが広がっている。

（３－５月・第１四半期）
・１株損益：0ドル（予想：0.04ドル赤字）
・売上高：2.09億ドル　4.7％増（予想：2.05億ドル）
　　カンナビス：6450万ドル（予想：6500万ドル）
　　流通：7400万ドル（予想：7020万ドル）
　　酒類：5570万ドル（予想：5390万ドル）
　　ウェルネス：1520万ドル（予想：1600万ドル）
・EBITDA（調整後）：1020万ドル（予想：1100万ドル）
・FCF：1060万ドル赤字

（２６年度通期見通し）
・EBITDA（調整後）：6200～7200万ドルを維持（予想：6510万ドル）

【企業概要】
　カナダ・米国・欧州などで、医療用・成人用大麻製品の栽培・生産・販売を行い、革新的で高品質な製品を提供する。また、ヘンプベースの食品やその他のウェルネス製品、およびアルコール飲料の製造・販売も行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース