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    2025年7月15日 23時43分

    シティグループが決算受け上昇 アナリストからも高評価=米国株個別

    (NY時間10:43)(日本時間23:43)
    シティグループ<C> 89.06(+1.56 +1.78%)

     シティグループ<C>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、債券・為替・商品(FICC)や株式などトレーディング収益が好調だった。純受取利息(NII)も予想を上回り、投資銀行部門も予想を上回った。通期の経常収益も予想を上回る見通しを示している。

     アナリストからも高評価が出ており、「今回の第2四半期の好決算と2025-2026年のガイダンス再確認は、同銀が価値破壊から価値創造への移行期にあるという自信を深める内容だった」と述べている。また、これにより、株価は2年以内に1株当たり有形帳簿価値(第2四半期時点で94ドル)を1.2-1.3倍上回る水準に達する可能性がある」とも述べている。113-122ドルを意味。

     また、業務レバレッジ(収入に対する費用)の改善は業界でも最上級で、同銀は市場の不安定な局面でも卓越したパフォーマンスを示したとも評価した。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益:1.96ドル
    ・経常収益:216.7億ドル
    ・マーケッツ関連:58.8億ドル(予想:54.5億ドル)
      ・FICC:42.7億ドル(予想:39.2億ドル)
      ・株式:16.1億ドル(予想:15.5億ドル)
    ・バンキング関連:19.2億ドル(予想:16.5億ドル)
      ・投資銀行:9.81億ドル(予想:9.45億ドル)
    ・サービス関連:50.6億ドル(予想:50.2億ドル)
    ・米個人向けバンキング売上高:51.2億ドル(予想:52.6億ドル)
    ・純受取利息(NII):151.8億ドル(予想:140.5億ドル)
    ・総貸倒コスト:28.7億ドル(予想:29.4億ドル)
    ・普通株式Tier1比率:13.5%(予想:13.5%)
    ・株主資本利益率(ROE):7.70%(予想:6.35%)
    ・有形普通株主資本利益率(ROTCE):8.7%(予想:7.1%)
    ・貸倒損失:22.3億ドル(予想:24.7億ドル)
    ・総融資残高:7253億ドル(予想:7068.2億ドル)
    ・総預金残高:1.36兆ドル

    (通期見通し)
    ・経常収益(調整後):840億ドル程度(従来:831~841億ドル)
    ・NII(マーケッツ除く):4%増

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース