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    2025年7月10日 22時56分

    デルタ航空が決算受け大幅高 通期ガイダンスを復活 予想も上回る=米国株個別

    (NY時間09:56)(日本時間22:56)
    デルタ航空<DAL> 56.58(+5.88 +11.60%)

     デルタ航空<DAL>が大幅高。取引開始前に4-6月期(第2四半期)決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社は関税に伴う不確実性から公表を見送っていた通期のガイダンスを復活した。1株利益、フリーキャッシュフロー(FCF)とも予想を上回る見通しを示した。また、第3四半期についても、予想を上回る1株利益の見通しを示している。

     米消費者への信頼感の回復を背景に同社は、旅行需要の回復を明らかにした。バスチャンCEOはインタビューで、「トランプ大統領による減税・歳出パッケージの承認や関税協議の進展を受けて、米国の旅行需要は回復基調にある」と語った。企業の出張需要も強まりつつあり、消費者は継続する貿易摩擦にある程度慣れ、年後半に向けて再び旅行を予約し始めているという。

     同CEOはまた、「人々は今後の方向性を明確に理解し始めており、それによって旅行や事業投資などの計画を立てられるようになっている。現在の環境は非常に安定している」と述べた。

     ただ、ストラテジストは「他の航空会社にとっては、今回の決算をきっかけに見通しを少し引き締めざるを得なくなる可能性がある」と指摘。CEOが経済を「安定している」と表現したことについては、「関税面の不安定な状況を踏まえると、やや不自然だ」とコメントしている。

     同ストラテジストはまた、現在の米経済を「二極化したK字型の経済」と表現し、「高所得層は好調だが、低所得層には圧力がかかっている」と述べもた。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):2.10ドル(予想:2.07ドル)
    ・売上高(調整後):155.1億ドル 0.6%増(予想:154.5億ドル)
      旅客:138.7億ドル(予想:138.4億ドル)
      貨物:2.12億ドル(予想:2.064億ドル)
    ・旅客積載率:86%(予想:86.7%)
    ・有効座席マイル(ASM):776.5億マイル(予想:776.9億マイル)
    ・有償旅客マイル(RPM):664.2億マイル(予想:673.3億マイル)
    ・旅客マイル当たり売上高:20.88セント

    (7-9月・第3四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):1.25~1.75ドル(予想:1.33ドル)
    ・売上高(調整後):横ばい~4%増
    ・営業利益率(調整後):9~11%

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):5.25~6.25ドル(予想:5.35ドル)
    ・FCF(調整後):30~40億ドル(予想:26.3億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース