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    2025年5月29日 22時58分

    HP、決算受け下落 景気減速や対中関税によるコストが増加=米国株個別

    (NY時間09:58)(日本時間22:58)
    HP<HPQ> 25.06(-2.15 -7.89%)

     HP<HPQ>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを下方修正している。景気減速や中国からの輸入品に対する関税によるコスト増が要因。

     パークヒルCFOは声明で「マクロ経済の不確実性が高まる中で、需要鈍化と貿易関連コストの影響を反映させ見通しを調整した。関税や中国国外への製造移転に伴うコストが0.12ドル分のマイナス要因となった」と述べている。

     ロレスCEOはインタビューで「関税による影響が以前の予測よりも大きく、経済の不透明感も高まっており、PC需要を圧迫している」と説明。

     同社は現在、ベトナム、タイ、インド、メキシコ、米国での生産を拡大しており、6月末までに北米で販売される製品のほぼ全てが中国以外での生産になる見込み。それでもPC市場は景気減速の影響でより穏やかな成長に留まると見ているようだ。

     ロレスCEOは「現在の経済環境は2月時点とは明らかに大きく異なり、消費者や一部の企業の信頼感も明確に変化している。そのため、慎重姿勢を取ることが重要だと判断した」と述べた。

    (2-4月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):0.71ドル(予想:0.81ドル)
    ・売上高:132.2億ドル 3.3%増(予想:131.4億ドル)
      パーソナルシステムズ:90.2億ドル(予想:88.3億ドル)
      プリント:41.8億ドル(予想:42.6億ドル)
    ・営業利益率(調整後):7.3%(予想:8.2%)
    ・FCF:1億ドルの赤字(予想:1.19億ドルの黒字)

    (5-7月・第3四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.68~0.80ドル(予想:0.91ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):3.00~3.30ドル(従来:3.45~3.75ドル)(予想:3.50ドル)
    ・FCF:26~30億ドル(従来:32~36億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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