株探米国株

NYダウ (24日終値)
43,089.02
+507.24
1.19%
S&P500 (24日終値)
6,092.18
+67.01
1.11%
ナスダック総合 (24日終値)
19,912.53
+281.56
1.43%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  トランプ大統領の中東訪問、サウジからの1兆ドル投資は困難か
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2025年5月13日 21時20分

    トランプ大統領の中東訪問、サウジからの1兆ドル投資は困難か

     トランプ大統領は、本日から16日までの日程で中東を訪問するが、大統領はサウジから1兆ドルの投資の約束を取り付けたい考えだ。しかし、それはサウジの経済変革という巨大な野望と利害が衝突する可能性があるという。ブルームバーグが伝えた。

     推定によると、石油依存の経済を多角化するというサウジのサルマン皇太子の計画には、2兆ドル近くの費用がかかるという。何十年にも渡り国内支出を上回る収入を得ていたサウジは、巨額の余剰資金を持っていたが、増加する国内支出と原油価格下落により、状況は反転。原油は依然として膨大な現金を生み出しているものの、サウジ経済の変革には多額の費用がかかる。

     完成時に1.5兆ドルを超えるともされている未来都市プロジェクト「ネオム」をはじめとする巨大投資プロジェクトでサウジの赤字額は増大。ネオムは2017年に発表された際、5000億ドルのコストが見込まれていた。

     加えてサウジは、2030年の万国博覧会、34年のFIFAワールドカップ、27年のアジアカップなど、大規模な投資を要する複数の国際イベントも開催する予定となっている。ネオムのトロジェナプロジェクトでは、29年アジア冬季オリンピック向けに、30キロメートルのスキー場を新設する計画。エコノミストによると、こうしたイベントの開催準備と開催にかかる費用は数百億ドルに上る可能性があるが、政府が詳細を公表していないため、具体的な数字は不明だという。

    株探ニュース