2025年3月6日 0時27分
フットロッカーが決算受け上昇 警戒の割には予想を上回る=米国株個別
(NY時間10:26)(日本時間00:26)
フットロッカー<FL> 18.74(+1.37 +7.86%)
スポーツ用品販売のフットロッカー<FL>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、通期ガイダンスは予想を下回る既存店売上高の見通しを示している。1株利益の見通しも予想を下回った。同社は節約志向を強める消費者の取り込みに苦戦している。
消費者需要の低下と買い物客の値ごろ感へのシフトが業績を悪化させた。ディロンCEOは声明で「特に年前半は販促圧力による不確実性に直面し続けるだろう」と述べている。
同CEOは店舗改装による事業強化を図っているほか、顧客のロイヤルティプログラムに傾注し、デジタル業務の見直しを図っている。同社はコスト削減と業績向上の一環として、年内に本社をフロリダに移転する予定。
株価は発表直後は時間外で下落していたものの、通常取引に入って買いが膨らんでいる。アナリストは「第4四半期は全体的に警戒した以上に好調で、特にナイキ<NKE>が連休中に大々的なプロモーションを行ったことから恩恵を受けた可能性が高い」と述べた。
決算に向けたポジショニングが非常にネガティブであったことから、株価はこの発表で上昇。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:2.6%増(予想:2.2%増)
・1株利益(調整後):0.86ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:22.4億ドル 5.8%減(予想:23.2億ドル)
・粗利益率:3.00%上昇
・総店舗数:2410店(予想:2426店)
フットロッカー米国店舗数:677店(予想:683店)
キッズフットロッカー:369店(予想:376店)
チャンプススポーツ:383店(予想:376店)
(26年度通期見通し)
・既存店売上高:1.0~2.5%増(予想:2.0%増)
・1株利益(調整後):1.35~1.65ドル(予想:1.72ドル)
・売上高:1.0%減~0.5%増
・粗利益率:29.3~29.7%(予想:29.6%)
・面積:約2.0%減
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
フットロッカー<FL> 18.74(+1.37 +7.86%)
スポーツ用品販売のフットロッカー<FL>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、通期ガイダンスは予想を下回る既存店売上高の見通しを示している。1株利益の見通しも予想を下回った。同社は節約志向を強める消費者の取り込みに苦戦している。
消費者需要の低下と買い物客の値ごろ感へのシフトが業績を悪化させた。ディロンCEOは声明で「特に年前半は販促圧力による不確実性に直面し続けるだろう」と述べている。
同CEOは店舗改装による事業強化を図っているほか、顧客のロイヤルティプログラムに傾注し、デジタル業務の見直しを図っている。同社はコスト削減と業績向上の一環として、年内に本社をフロリダに移転する予定。
株価は発表直後は時間外で下落していたものの、通常取引に入って買いが膨らんでいる。アナリストは「第4四半期は全体的に警戒した以上に好調で、特にナイキ<NKE>が連休中に大々的なプロモーションを行ったことから恩恵を受けた可能性が高い」と述べた。
決算に向けたポジショニングが非常にネガティブであったことから、株価はこの発表で上昇。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:2.6%増(予想:2.2%増)
・1株利益(調整後):0.86ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:22.4億ドル 5.8%減(予想:23.2億ドル)
・粗利益率:3.00%上昇
・総店舗数:2410店(予想:2426店)
フットロッカー米国店舗数:677店(予想:683店)
キッズフットロッカー:369店(予想:376店)
チャンプススポーツ:383店(予想:376店)
(26年度通期見通し)
・既存店売上高:1.0~2.5%増(予想:2.0%増)
・1株利益(調整後):1.35~1.65ドル(予想:1.72ドル)
・売上高:1.0%減~0.5%増
・粗利益率:29.3~29.7%(予想:29.6%)
・面積:約2.0%減
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース