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    2025年3月4日 23時41分

    ターゲット、決算受け下落 通期の既存店売上高は横ばいを見込む=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間23:38)
    ターゲット<TGT> 114.65(-6.11 -5.06%)

     ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が下落。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、通期ガイダンスで既存店売上高の横ばいを見込んでおり、予想を下回った。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候と見られているようだ。

     同社は、2月の販売不振、消費者心理や関税を巡る不確実性などの要因も挙げ、今後数カ月の利益に対する圧力を警告した。この2年近く、慎重な個人消費を背景に同社は着実な成長を確立しようとしてきた。足元を固めるために値下げや特別割引を実施し、商品も一新した。しかし、ライバルのウォルマート<WMT>やコストコ<COST>などが利益を上げる中、同社の業績は回復していない。

     広告やマーケットプレイスのような新しい分野の成長は寄与したものの、マークダウンやオンライン注文のフルフィルメントとサプライチェーンのコスト増が、最新四半期のターゲットの利益を圧迫している。

     寒波が衣料品販売に影響し、消費者心理の落ち込みが非必需品カテゴリーに影響したため、2月の売上は低調だったと述べている。同社はこうした傾向は緩和を予想しているが、年内は適度な慎重さを維持するとしている。

    (11-1月・第4四半期)
    ・既存店売上高:1.5%増(予想:1.2%増)
    ・1株利益(調整後):2.41ドル(予想:2.26ドル)
    ・売上高:304.3億ドル(予想:305.1億ドル)
    ・粗利益率:26.2%(予想:25.2%)
    ・営業利益:14.7億ドル(予想:14.2億ドル)
    ・EBITDA:22.6億ドル(予想:21.4億ドル)
    ・デジタル売上高:8.7%増(予想:8.3%増)
    ・デジタル売上高比率:22.8%
    ・総店舗数:1978店(予想:1981店)

    (26年通期見通し)
    ・既存店売上高:横ばい(予想:1.7%増)
    ・1株利益(調整後):8.80~9.80ドル(予想:9.24ドル) ・売上高:1%増前後

    【企業概要】
     生鮮食品、ドライ・グロサリー、乳製品、冷凍品などの一般的な商品を販売し、自社クレジットカードも発行する米国の総合ディスカウントストア。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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