（NY時間11:21）（日本時間01:21）
スイートグリーン<SG>　24.26（+1.12　+4.82%）

　健康的な食事提供など次世代型のレストランを運営するスイートグリーン<SG>が上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、既存店売上高が予想を下回ったほか、１株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。ガイダンスも公表し、通期の既存店売上高の見通しが予想を下回っている。

　リバックＣＦＯはアナリストとの電話会議で「異常気象や同社の売上の１５％を占めるロサンゼルスの火災などの要因が業績をすでに悪化させている」と述べた。

　アナリストは決算前から、第４四半期の売上高がニューヨークなどの主要市場で減速していることを指摘していた。投資家は、新規出店や利益率改善も注視しつつ、株価をより建設的に見るために売上動向が安定することを望んでいるとも述べていた。

（１０－１２月・第４四半期）
・既存店売上高：4％増（予想：6.1％増）
・１株損益：0.25ドルの赤字（予想：0.20ドルの赤字）
・売上高：1.61億ドル（予想：1.62億ドル）
・新規出店：10店舗

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：1.63～1.66億ドル（予想：1.79億ドル）
・EBITDA（調整後）：100万～300万ドルの損失（予想：2.73百万ドルの利益）
・新規出店：5店舗

（通期見通し）
・既存店売上高：1～3％増（予想：4％増）
・売上高：7.60～7.80億ドル（予想：7.89億ドル）
・EBITDA（調整後）：0.32～0.38億ドル（予想：0.37億ドル）
・新規出店：40店舗以上

【企業概要】
　米国内で健康的な食事を提供する次世代型のレストランを運営する。より健康的な食品を食べたいと思う消費者に向けて、サラダ・ウォームボウル・プレートなどに加えて季節限定メニューを提供する。植物にこだわったメニューで、アメリカの平均的な食事に比べて少ない炭素消費量を実現する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース