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    2025年2月27日 23時44分

    エヌビディア、下げに転じる 今回の決算への見方まちまち=米国株個別

    (NY時間09:43)(日本時間23:43)
    エヌビディア<NVDA> 129.77(-1.52 -1.15%)

     エヌビディア<NVDA>が下げに転じている。時間外で株価は上昇していた。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。注目のデータセンター部門の売上高も93%増の393億ドルと予想を上回っている。また、最新チップであるブラックウェル・アーキテクチャーの売上高は110億ドルだと発表した。

     第1四半期の売上高見通しも430億ドル±2%とコンセンサス予想の423億ドルは上回ったものの、中には480億ドルを予想している投資家もいた。その点では一部の投資家が期待していたような爆発的な数字には届かなかったが、強気な売上予測ではある。

     中国のディープシークの登場で、同社の高性能のAI向けチップの必要性が低下するのではとの懸念も出ていた。しかし、アナリストからは「いまのところ同社の決算は、ディープシークが同社のAIチップ需要に打撃を与えていないことを再確認させた」と語っている。

     市場は、ブラックウェルへの移行が成長を鈍らせるかどうかにも注目していた。新技術はより洗練されているが、製造上の課題をもたらしていた。それについて同社は「第4四半期にブラックウェルで110億ドルの売上を得た。これは歴史上最も速い製品立ち上げであった」と説明。

     ファンCEOは「われわれはブラックウェルAIスーパーコンピューターの大規模生産にも成功し、最初の四半期で数十億ドルの売上を達成した。ブラックウェルの需要は驚くべきものだ」と述べている。

     全体的に今回の決算に対する見方はまちまちなようだ。

    (11-1・第4四半期)
    ・1株利益(調整後):0.89ドル(予想:0.84ドル)
    ・売上高:393.3億ドル 78%増(予想:382.5億ドル)
      データセンター:356億ドル 93%増(予想:340.9億ドル)
       コンピュート:325.6億ドル(予想:304.1億ドル)
       ネットワーク:30.2億ドル 9.2%減(予想:35.1億ドル)
      ゲーム:25億ドル(予想:30.2億ドル)
      プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:5.11億ドル(予想:5.076億ドル)
      自動車事業:5.7億ドル 予想:4.607億ドル
    ・粗利益率(調整後):73.5%(予想:73.5%)
    ・研究開発費:37.1億ドル 51%増(予想:37.5億ドル)
    ・営業利益(調整後):255.2億ドル(予想:246.9億ドル)
    ・FCF:155.2億ドル

    (2-4月期・第1四半期見通し)
    ・売上高:430億ドル±2%
    ・粗利益率(調整後):70.5~71.5%(予想:72.1%)
    ・営業費用(調整後):36億ドル(予想:36.2億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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