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    2025年2月14日 6時45分

    アプライド、決算受け時間外で下落 輸出規制で売上高見通しを控えめに=米国株個別

     半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が時間外で下落。引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、第2四半期のガイダンスで予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている模様。輸出規制が事業に悪影響を及ぼすとし、第2四半期の売上高見通しを控えめにしたとしている。

     ヒルCFOは「輸出規制に関連する逆風を考慮した。同社の売上高の約3分の1を占める中国で、米国からの貿易制限が強化されたことで販売が難しくなっている」と述べた。また、同社はシンガポールの税制変更にも直面しており、2025年度には6億4400万ドルの費用が発生する見通しだとも述べている。

     ただ、経営陣は業界全体の成長には自信を堅持している。ディッカーソンCEOは「半導体が新製品に急速に普及し、それにAIブームが追い風となり、需要が維持される」と主張している。また、チップの複雑さが増していることも、顧客が機器をアップグレードする圧力となっているとも述べた。

    (11-1月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):2.38ドル(予想:2.28ドル)
    ・売上高:71.7億ドル 6.8%増(予想:71.5億ドル)
      半導体システム:53.6億ドル(予想:53.3億ドル)
      アプライド・グローバル・サービス:15.9億ドル(予想:16.5億ドル)
      ディスプレイ・関連市場:1.83億ドル(予想:1.75億ドル)
    ・粗利益率(調整後):48.9%(予想:48.4%)

    (2-4月・第2四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):約2.30ドル(予想:2.30ドル)
    ・売上高:約71億ドル(予想:72.2億ドル)
    ・粗利益率(調整後):48.4%(予想:48.1%)

    【企業概要】
     半導体製造工程における、エッチング・高速熱処理・成膜などの製造装置を製造・販売し、装置や工場の性能と生産性を最適化する統合ソリューションとして、アップグレードサービスや部品交換なども行う。また、テレビ・モニター・ノートパソコンなど消費者向け製品の液晶ディスプレイ技術も有する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース