（NY時間10:54）（日本時間00:54）
ペプシコ<PEP>　143.96（-6.31　-4.20%）

　ペプシコ<PEP>が下落。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高が予想を下回った。クエーカーフーズ部門のリコールが業績に影響を与え続けたほか、国際市場が地政学的な圧力による影響を受けたことが要因。

　北米市場では、フリートレイ、クエーカー、飲料の販売量が減少。南米でも減少した。しかし、他の国際市場は増加している。

　消費者が予算を重視する中、スーパーマーケットでの幅広い商品購入を控えている。他の食品メーカーは消費者向けに販促キャンペーンを実施し、販売促進に成功しているが、利益率は低下。同社のような食品会社は、業務効率化により利益を拡大する方法を模索している。

（１０－１２月・第４四半期）
・コア１株利益：1.96ドル（予想：1.94ドル）
・売上高：277.8億ドル　0.2％減（予想：280.5億ドル）
　　フリトレー北米：73.2億ドル（予想：74.7億ドル）
　　クエーカーフーズ北米：8.74億ドル（予想：9.15億ドル）
　　ペプシコ飲料北米：79.1億ドル（予想：79.9億ドル）
　　欧州：44.8億ドル（予想：44.6億ドル）
　　中南米：36.9億ドル（予想：38.6億ドル）
　　アフリカ、中東、南アジア：20.3億ドル（予想：19.6億ドル）
　　アジア太平洋、オセアニア、中国：14.8億ドル（予想：15.2億ドル）
・既存事業売上高：2.1％増（予想：2.3％増）
・年間配当金：5.69ドルへ増配（従来：5.42ドル）

（通期見通し）
・１株利益：1桁台半ばの増加
・既存事業売上高：1桁台前半の増加

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース