（NY時間09:54）（日本時間23:54）
ゼータ<ZETA>　32.12（-4.62　-12.57%）

　クラウドのゼータ・グローバル<ZETA>が大幅安。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、売上高、ＥＢＩＴＤＡとも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正したほか、第４四半期の売上高も予想を上回る見通しを示した。

　好決算を受けて発表直後は時間外で買いが強まったものの、動きが一巡すると下げに転じている。決算説明会を嫌気しているとの指摘も出ている。同社は今年通期の売上高見通しを前年比３５％増を見込んでいるが、２０２５年は選挙の影響を除いたプロフォーマベースの実質で２１―２２％増を見込んだ。

　同社株は年初来で３００％超上昇していることもあり、２０２５年の売上高見通しはやや物足りなかったようだ。ただ、今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げは相次いでいる。４３ドルに引き上げるアナリストもいた。

（７－９月・第３四半期）
・１株損益：-0.09ドル（予想：-0.07ドル）
・売上高：2.68億ドル　42％増（予想：2.55億ドル）
・EBITDA（調整後）：5360万ドル（予想：5020万ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・売上高：2.93～2.97億ドル（予想：2.68億ドル）
・EBITDA（調整後）：6490～6690万ドル（予想：6000万ドル）

（通期見通し）
・売上高：9.84～9.88億ドル（従来：9.20～9.30億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.87～1.89億ドル（従来：1.74～1.76億ドル）

【企業概要】
　オムニチャネルのデータ駆動型クラウドプラットフォームにより、企業にコンシューマーインテリジェンスとマーケティングオートメーションソフトウェアを提供する。ソフトウェアは、eメール・ソーシャルメディア・チャットやその他対応可能なチャネルでパーソナライズされたマーケティングを実現する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース