（NY時間09:58）（日本時間22:58）
カーバナ<CVNA>　247.75（+40.44　+19.51%）

　オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が大幅高。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益が予想の２．５倍になったほか、売上高も予想を上回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を大きく上回っている。売上増とコスト削減により、利益が好調に推移した。

　同社は細分化された市場でコストを削減し、中古車販売を拡大しようとしてきた。営業コストと販売コストは下がり、売上はほぼ３分の１急増した。

　ガイダンスでも第４四半期の小売販売台数が前四半期比で増加を見込み、通期のＥＢＩＴＤＡ見通しが従来の見通しを大幅に上回ると述べた。

　アナリストは、同社の営業改善は持続可能で、来年には信用格付けの格上げが可能になる見ている。そうなれば、同社は高利の負債を借り換え、利払いを減らすことができる。「同社は数四半期に渡って好調な業績を挙げており、事業を改善できることを示している」と述べた。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益：0.68ドル（予想：0.27ドル）
・売上高：36.6億ドル　32％増（予想：34.6億ドル）
・EBITDA（調整後）：4.29億ドル（予想：3.27億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・小売販売台数：前四半期比で増加見込む

（通期見通し）
・EBITDA（調整後）：10～12億ドルを大幅に上回る（従来：10～12億ドル）（予想：11.9億ドル）

【企業概要】
　米国内において、オンラインで中古車販売を行う。自動車販売店での対面式な商談なく、希望する車の仕様や詳細、自動車購入後の融資・保証サービスなど必要なことを全てネット上で処理するシステムを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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