（NY時間10:35）（日本時間23:35）
キャタピラー<CAT>　391.65（+0.57　+0.14%）

　週末にバロンズ誌がキャタピラー<CAT>を取り上げていた。同社は高金利や国内の産業活動の低迷といった厳しい経済的逆風を乗り越え、現在はそうした要因の多くが弱まりつつある中、同社の利益はさらに増加しそうだという。

　インフレ抑制法（ＩＲＡ）などの政府支出を追い風に、同社の建設事業は好調で、ＡＩデータセンターブームも同社に恩恵をもたらすという。市場のコンセンサス予想は利益改善を推進する経営陣の能力を十分に評価していないとも述べている。

　アナリストは「同社は鉱業事業の再編によって固定費を削減することができ、生産が増えれば利益拡大につながるはずだ」と分析しているという。

　世界の鉱業業界向けに機械の販売・サービスを手掛ける同社の資源事業から最大の利益がもたらされるかもしれない。中国経済が活性化に向けて取り組む中、同社のアジア太平洋部門の販売も恩恵を受ける可能性があるとも指摘している。

　ただ、本日の株価は小幅高。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース