１１月の米大統領選挙でハリス氏が勝利した場合、投資家が保有すべきと思う銘柄について、アナリストがいくつかのアイデアを示している。ホワイトハウスで民主党政権がもう４年間続いた場合に恩恵を受ける可能性のあるテーマや個別企業について挙げている。

【背景】
　ハリス氏が勝利すれば、低所得世帯への支援（住宅補助金や減税措置）は増える可能性が高いが、法人税率は上がる。あからさまな保護主義は減り、気候変動を制限または逆転させる法律が制定される。

＊住宅建設業者
レノックス<LII>
スタンレー・ブラック＆デッカー<SWK>
キャリア・グローバル<CARR>
トラン・テクノロジーズ<TT>
ペンテア<PNR>

＊協調的で保護主義的でない世界秩序
スタンレー・ブラック＆デッカー<SWK>
ザーン・エルケイ・ウォーター<ZWS>

＊電気製品およびシステムメーカー（インフレ削減法）
イートン<ETN>
ハベル<HUBB>
バーティブ<VRT>

＊気候のＨＶＡＣ銘柄（インフレ削減法）
レノックス<LII>
キャリア・グローバル<CARR>
トラン・テクノロジーズ<TT>
ジョンソン・コントロールズ<JCI>

＊ＰＦＡＳ（永久化学物質）
ザイレム<XYL>

　選挙はほぼ間違いなく接戦になると誰もが予想している。調査会社のデータ分析によると、経済的な苦境を示す指標の１つである「悲惨指数」はハリス候補に有利に働いている。ただ、その差は僅差に留まっている。

　悲惨指数は４０年に渡り大統領選を的中させてきた。この指標は、失業率とインフレを足したもので、経済に対する有権者の不満の強さを知ることができる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


株探ニュース