（NY時間11:53）（日本時間00:53）
Ｚスケーラー<ZS>　159.30（-33.89　-17.54%）

　サイバーセキュリティのＺスケーラー<ZS>が大幅安。前日引け後に５－７月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。通期ガイダンスで予想範囲内のビリングの見通しを示したことが失望感に繋がっている模様。通期の１株利益および売上高も予想を下回った。

　アナリストは「足元の数字は好調としながらも、通期の見通しは非常に奇妙な形の年になることが示唆されている」と指摘。ただ「依然として長期的成長とフリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）マージンの拡大は好ましい」とも述べていた。

（５－７月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：0.88ドル（予想：0.70ドル）
・売上高：5.93億ドル　30％増（予想：5.69億ドル）
・繰延収益：18.9億ドル　32％増（予想：19.0億ドル）
・ビリング：9.11億ドル　27％増（予想：8.93億ドル）

（８－１０月・第１四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.62～0.63ドル（予想：0.75ドル）
・売上高：6.04～6.06億ドル（予想：6.48億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：2.81～2.87ドル（予想：3.36ドル） ・売上高：26.0～26.2億ドル（予想：26.3億ドル）
・ビリング：31.1～31.4億ドル（予想：31.2億ドル）

【企業概要】
　企業向けに、クラウドベースのデータセンターを提供する。また、アプリケーションとサービスへのアクセス制御やウィルスなどの対策に対応するマルチテナント分散クラウドセキュリティプラットフォームサービスも提供する。　Ｚスケーラー<ZS>が大幅安。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース