2024年5月9日 22時44分
英アームが決算受け下落 通期売上高見通しが予想下回る=米国株個別
(NY時間09:43)(日本時間22:43)
英アーム<ARM> 99.69(-6.38 -6.01%)
半導体設計の英アーム<ARM>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期の見通しは予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。業界のAIへの投資意欲が鈍化しているのではとの懸念も高めているようだ。
ハースCEOはインタビューで「われわれは長期的な成長に非常に自信を持っている。数年前に実施した戦略の多くは全て上手く行っている」と語った。第1四半期のライセンス売上高は60%の増収となったが、ハースCEOはこれについて「研究開発と投資に対する自信の代用品だ」と語った。
アナリストはIoTおよび産業用顧客の需要低迷に着目。「循環的な圧力がライセンス売上高の上振れを相殺した」と指摘している。「同社はIoTと産業分野でプレッシャーを感じているが、今年上半期にサイクルの底打ちを示唆している」とも述べた。
(1-3月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.36ドル(予想:0.30ドル)
・売上高:9.28億ドル(予想:8.80億ドル)
ロイヤルティ:5.14億ドル(予想:5.04億ドル)
ライセンス:4.14億ドル
・営業利益(調整後):3.91億ドル(予想:3.56億ドル)
・営業利益率(調整後):42.1%(予想:40.5%)
(4-6月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.32~0.36ドル(予想:0.31ドル)
・売上高:8.75~9.25億ドル(予想:8.68億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.45~1.65ドル(予想:1.53ル)
・売上高:38~41億ドル(予想:40.1億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
英アーム<ARM> 99.69(-6.38 -6.01%)
半導体設計の英アーム<ARM>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期の見通しは予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。業界のAIへの投資意欲が鈍化しているのではとの懸念も高めているようだ。
ハースCEOはインタビューで「われわれは長期的な成長に非常に自信を持っている。数年前に実施した戦略の多くは全て上手く行っている」と語った。第1四半期のライセンス売上高は60%の増収となったが、ハースCEOはこれについて「研究開発と投資に対する自信の代用品だ」と語った。
アナリストはIoTおよび産業用顧客の需要低迷に着目。「循環的な圧力がライセンス売上高の上振れを相殺した」と指摘している。「同社はIoTと産業分野でプレッシャーを感じているが、今年上半期にサイクルの底打ちを示唆している」とも述べた。
(1-3月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.36ドル(予想:0.30ドル)
・売上高:9.28億ドル(予想:8.80億ドル)
ロイヤルティ:5.14億ドル(予想:5.04億ドル)
ライセンス:4.14億ドル
・営業利益(調整後):3.91億ドル(予想:3.56億ドル)
・営業利益率(調整後):42.1%(予想:40.5%)
(4-6月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.32~0.36ドル(予想:0.31ドル)
・売上高:8.75~9.25億ドル(予想:8.68億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.45~1.65ドル(予想:1.53ル)
・売上高:38~41億ドル(予想:40.1億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース