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    2024年5月7日 0時55分

    スピリット航空が決算受け下落 予想下回る第2四半期の売上高見通しを示す=米国株個別

    (NY時間11:54)(日本時間00:54)
    スピリット航空<SAVE> 3.35(-0.37 -9.84%)

     スピリット航空<SAVE>が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想範囲内だったほか、売上高も予想通りだった。ただ、株価は冴えない反応。予想を下回る第2四半期の売上高見通しを示したことが嫌気されている模様。営業利益率も予想以上のマイナスを見込んだ。

     アナリストは「経営陣は多くの市場における過剰生産能力により競争環境は依然として厳しいとしながらも、損失削減とキャッシュ強化のために講じた措置が今後実を結ぶと確信している」と述べている。別のアナリストは「見通しは弱く、予想達成にはオフピーク需要での更なる改善が必要」と述べている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株損益(調整後):-1.46ドル(予想:-1.45ドル)
    ・売上高:12.7億ドル(予想:12.7億ドル)
    ・営業利益(調整後):-1.76億ドル(予想:-1.74億ドル)
    ・有効座席マイル:134.9億(予想:134.5億)
    ・有償旅客マイル:108.8億(予想:109.5億)
    ・搭乗率:80.7%(予想:81.4)

    (4-6月・第2四半期見通し)
    ・売上高:13.2~13.4億ドル(予想:14.6億ドル)
    ・営業利益率(調整後):-9~-11%(予想:-2.1%)
    ・有効座席マイル:約2%増

    【企業概要】
     米国・ラテンアメリカ・カリブ海地域で低運賃の旅客便を運航する。幅広いオプションサービスを有料で提供するほか、航空券とセットになったホテルの客室、地上交通機関、アトラクションなどのサードパーティの旅行商品や、旅行保険を自社のウェブサイトで販売する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース