現在の緩やかな金融情勢がＦＲＢのサイクルを以前とは異なるものにしているとの見方が出ている。ＦＲＢが利上げから利下げに転じるまでに通常であれば８カ月間かかるのに対して、現在はすでに１０カ月が経過しているという。緩やかな金融情勢が依然としてインフレと成長を大きく後押ししているため、通常よりも長い期間が経過しており、今回はこれまでとは大きく異なるサイクルが見られるリスクが高まっているという。

　なお、短期金融市場では９月の利下げ開始の確率を４６％、年内に利下げが実施されない確率を約１５％としている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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