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    2023年9月20日 5時20分

    前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

    ■東エレク <8035>  20,750円 (-1,145円、-5.2%)

     東証プライムの下落率7位。東京エレクトロン <8035> [東証P]が3日ぶり急反落。ここ半導体製造装置関連の主力銘柄の戻り足が目立つが、とくに同社株価の復元が顕著で、前週末は2万1900円台まで買われ9月7日につけた年初来高値2万2160円に肉薄する場面があった。ただ、米国では前週末に半導体関連全般が波乱含みの下げをみせており、19日はその影響を受けたようだ。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]傘下の英半導体設計大手アームの上場後の株価が軟調なほか、海外メディアが台湾の半導体受託生産最大手TSMC <TSM> が最先端半導体製造装置の納入を遅らせることを要請したと報じたことも逆風材料となった。

    ■扶桑化学 <4368>  3,990円 (-150円、-3.6%)

     扶桑化学工業 <4368> [東証P]が大幅続落。15日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を693億円から605億円(前期比11.6%減)へ、営業利益を138億円から109億5000万円(同42.2%減)へ、純利益を94億5000万円から79億円(同44.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。ライフサイエンス事業で、工業用途の需要落ち込みが想定より長期化していることに加えて、海外市場で中国市場、欧州経済の低迷の影響が顕在化し需要が大きく落ち込んでいることが要因。また、電子材料及び機能性化学品事業で、半導体市場の低迷が想定より大きく長期化しており、主力製品である超高純度コロイダルシリカの売上高が計画を下回る見通しという。

    ■SBG <9984>  6,497円 (-221円、-3.3%)

     ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅反落。傘下の英半導体設計大手アーム <ARM> のナスダック市場上場を材料にここ強調展開にあったが、足もとで目先筋の利食いを誘発したようだ。アームはセカンダリーでは売り優勢に傾いていることで、ソフトバンクGの株価にもネガティブに作用しやすい。一方で16日に英フィナンシャル・タイムズの電子版が、ソフトバンクGがアームの上場で調達した資金を活用して米オープンAIと提携を検討していると報じたことは、株価の刺激材料として働いた。

    ■GMO-GS <3788>  2,791円 (-86円、-3.0%)

     GMOグローバルサイン・ホールディングス <3788> [東証P]が大幅安で3日続落。前週末15日の取引終了後、24年12月期をもって株主優待制度を廃止すると発表。株主平等の原則に基づく公平な利益還元の在り方や優待制度の利用状況を踏まえ、廃止を決めた。会社側では、引き続き中長期的な成長投資を確保しながら、配当性向50%をメドに安定した配当を維持するよう努めていくとしている。

    ■アスクル <2678>  1,893円 (-56円、-2.9%)

     アスクル <2678> [東証P]が3日続落。前週末15日の取引終了後に発表した24年5月期第1四半期(5月21日~8月20日)の決算は、営業利益が前年同期比4.4%減の28億2700万円で着地した。通期で増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益を嫌気した売りが優勢となった。売上高は同2.7%増の1130億7400万円だった。主力のeコマース事業で法人向けが伸び、全体の売上高を牽引した。利益面ではソフトウエア償却費や減価償却費など販管費の増加が響いた。会社側は「概ね期初計画通り進捗している」とし、通期の増収増益見通しを据え置いた。

    ■IDOM <7599>  740円 (-19円、-2.5%)

     IDOM <7599> [東証P]が反落。読売新聞オンラインが16日、「中古車販売大手のビッグモーターが経営再建策として、保有する中古車販売大手『ガリバー』の運営会社IDOM(イドム)の株式や不動産の売却などを検討していることが15日、わかった」と報じており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。ビッグモーター(東京都港区)は今年2月末時点で、IDOM株式の5.67%を保有している。記事によると、保険金の不正請求問題などの影響から顧客離れが広がり業績が悪化していることから売却により資金を確保する方針とあり、近く株式の売却を始めることを検討しているという。

    ※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

    株探ニュース