（NY時間11:57）
ＷＷインターナショナル<WW>　10.79（+0.50　+4.81%）

　体重管理プログラムを手掛けるＷＷインターナショナル<WW>が上昇。アナリストがＧＬＰ－１ダイエット薬の可能性を理由に、同社への投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価も従来の４ドルから１０ドルに引き上げた。

　ダイエット薬「オゼンピック」のメーカーであるデンマークのノボ・ノルディスク<NVO>とモウンジャロのイーライリリー<LLY>は過去６カ月間に、両銘柄の時価総額合わせて０．２５兆ドルを増額しており、ＧＬＰ－１はヘルスケア界の人工知能（ＡＩ）のように見え始めていると指摘。

　その中で同社については、進展には時間がかかるだろうが、チャンスは大きいかもしれないと考えているという。ＧＬＰ－１服用者に合わせたプログラムの開始を引き合いに出し、ＧＬＰ－１主導の新しいダイエット風景において重要な役割を果たす機会があると述べている。

　また、同社と医療保険がパートナーシップを活用できるいくつかの方法があるとも述べた。

【企業概要】
　米国・カナダ・欧州などで、自社で開発した体重管理プログラムをウェブサイトやスマートフォン用アプリ上で提供するほか、ワークショップにおいて専属コーチによる体重管理プログラムを実施する。また、健康関連の軽食・料理本・キッチン用品なども販売する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美