（NY時間10:13）（日本時間00:13）
リビアン<RIVN>　10.22（-1.23　-10.74%）

　電気自動車（ＥＶ）のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が本日も大幅安。前日は決算を受けて売りが強まっていたが、その流れが続いている。特に今年の生産台数の見通しが５万７０００台と予想（約８万台）を大きく下回ったことが嫌気していた。

　本日はアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の２４ドルから８ドルに引き下げた。前日終値よりも３０％低い水準。

　「ＥＶを取り巻く環境変化により、収益性の向上が困難になると見ている。米国でのＥＶ需要が鈍化し、同社の今年の粗利益とＥＢＩＴＤＡの見通しにリスクがある」という。

　「同社は現在の時価総額の３０％程度に相当する増資が必要になると予想しており、２０２５年に３５億ドルの増資を予想している」とも述べているほか、「同社の現在の戦略はコストがかかり、ＥＶ需要鈍化と資本市場環境の違いが衝突するため、現金に負担がかかる」とも付け加えた。

【企業概要】
　電気自動車（EV）とアクセサリーを設計・開発・製造し、一般消費者及び商業市場の顧客に直接販売する。車両テクノロジープラットフォーム、製品開発とオペレーション、製品、サービスで構成されるエコシステムを実現し、電動ピックアップトラックや電動SUVの開発・生産に注力する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美