（NY時間09:54）（日本時間22:54）
サイトキネティックス<CYTK>　36.66（-6.26　-14.59%）

　バイオ医薬品のサイトキネティックス<CYTK>が大幅安。同社が試験段階の心臓病治療薬「アフィカムテン」に関する安全計画の審査にＦＤＡが追加の時間が必要だと発表したことが嫌気されている。

　ＦＤＡはリスク評価と軽減戦略（ＲＥＭＳ）の全面的な審査を実施する必要があると述べた。安全計画の提出はＦＤＡにより新薬申請の重大な変更と認定され、標準的な３カ月間の延長が決定され、新たな承認判断日は１２月２６日に設定された。

　アナリストは、同社が元の申請時にＲＥＭＳを提出しなかったことを非常に意外と指摘し、それは予想に反する展開だと指摘している。「投資家は突然の展開に不満を覚えるだろう。ただ、売られ過ぎれば、買いの機会となる可能性もある」と指摘している。

【企業概要】
　筋肉機能障害による心血管疾患や神経筋肉疾患の治療のために、ファーストインクラスの筋活性化剤とネクストインクラス筋阻害剤の発見・開発・商品化に重点を置いたバイオ医薬品会社。筋肉の機能と収縮性に影響を与えるように特別に設計された小分子薬剤候補の開発も進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース