（NY時間10:15）（日本時間00:15）
バイオエイジ・ラブズ<BIOA>　5.03（-15.06　-74.96%）

　バイオエイジ・ラブズ<BIOA>が急落。先週末引け後に患者の安全性を考慮し、ＳＴＲＩＤＥＳ臨床試験（第２フェーズ）を中止すると発表した。同社の治験薬「アゼラプリド」を投与された患者の一部に、臨床的に有意な症状のない肝トランスアミナーゼの上昇が観察されたこと理由として説明している。

　同社は、これまで登録された患者のデータを評価し、２０２５年第１四半期にアゼラプリドに関する最新計画を発表するとしている。また、アゼラプリドとティルゼパチドを併用した肥満治療の研究も中止する予定。

　フォーティーＣＥＯは声明で「現用量で確認された安全性プロファイルが、経口肥満治療薬の最高クラスという目標と合致しないことが明らかになった。そのため、臨床試験中止するという難しい判断を下した」と述べた。

【企業概要】
　ヒトの老化の生物学的特性をターゲットに、肥満などの代謝性疾患の治療薬候補を開発する臨床段階のバイオ医薬品会社。体重減少を促進し、同時に健康的な体組成を回復させ、筋肉機能を改善する能力を有する経口投与可能な低分子化合物を、他剤との併用療法で治験を進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース