（NY時間13:55）
アーバン・アウトフィッターズ<URBN>　31.94（-4.37　-12.04%）

　アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が大幅安。取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、小売り部門の既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高も予想を上回った。フリーピープル、アンソロポロジーが好調だった。

　ただ、株価は冴えない反応を示している。自社の名前を配した旗艦ブランドのアーバン・アウトフィッターズの既存店売上高が予想以上の大幅な減収となったことに失望感が広がっている模様。アナリストからも、これは大きな問題だとの指摘が出ている。

　「アンソロポロジーとフリーピープルの継続的なアウトパフォームは評価するが、アーバン・アウトフィッターズの長引く弱さは無視することはできない」と述べた。

（８－１０月・第３四半期）
・小売り部門の既存店売上高：5.6％（予想：5.3％）
　　アーバン・アウトフィッターズ：-14.2％（予想：-13.7％）
　　フリーピープル：22.5％（予想：22.2％）
　　アンソロポロジー：13.2％（予想：9.9％）
・1株利益（調整後）：0.88ドル（予想：0.82ドル）
・売上高：12.8億ドル（予想：12.6億ドル）
・粗利益率（調整後）：35.5％（予想：34.5％）
・在庫：7.21億ドル（予想：7.38億ドル）

【企業概要】
　カタログやウェブサイトを含む直販を手掛け、コンセプトショップのアーバン・アウトフィッターズおよびアンソロポロジーでは、男性・女性用の衣服・アクセサリー・家庭用品・ギフト商品を販売する。若者向けカジュアルウエアのデザイン・販売を手掛け、自社の小売部門および世界各地の小売業者に提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美