（NY時間10:48）（日本時間00:48）
デルタ航空<DAL>　63.70（+1.44　+2.31%）
ユナイテッド航空<UAL>　98.02（+2.00　+2.08%）
アメリカン航空<AAL>　17.88（+0.72　+4.18%）

　航空株が上昇。業界最大のロビー団体である国際航空運送協会（ＩＡＴＡ）が、２０２５年の世界の航空業界は過去最高の５２億人の乗客数により、３６６億ドルの利益を上げると予測していると年次予測で発表した。この見通しは、２０２４年の数字から１６％の増加となる。また、航空業界の利益率は３．６％となり、２０２４年の３．３％を上回るだろうとも述べている。

　原油価格下落と需要の高まりが収益性を押し上げる一方、トランプ次期政権による関税や貿易摩擦の可能性が業界の見通しを損なう可能性があるとも述べた。また、業界の売上高が２０２５年に初めて１兆ドルを超えるとも予想している。

　ＩＡＴＡのウォルシュ事務局長はインタビューで「コストは新型航空機の納入遅延や旧型機の稼働維持により、大きな影響を受けている。来年の財務状況は改善が期待されるが、サプライチェーンの問題に直面していなければ、もっと改善していたと思う」と述べた。

　なお、アメリカン航空<AAL>はアナリストの投資判断引き上げも伝わっていた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース