2025年7月30日 21時52分
ダウ先物は小動き 底堅い米GDPもポジティブな反応はなし 午後にFOMC、引け後にIT大手の決算=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:41)(日本時間21:41)
ダウ先物 44829(+13.00 +0.03%)
S&P500 6412.75(+6.75 +0.11%)
ナスダック100先物 23498.00(+46.00 +0.20%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動き。先ほど発表の7月のADP雇用統計と第2四半期の米GDP速報値はともに予想を上回った。ただ、米株式市場はポジティブな反応は見せていない。底堅い米経済を示したものの、米国債利回りが上昇するなど早期利下げ期待を後退させる内容でもある。
特にGDPはトランプ関税にもかかわらず、3.0%のプラス成長となった。ただ、個人消費の伸びが予想を若干下回ったほか、輸入の大幅な減少で純輸出の伸びが大きく寄与した点はいまひとつと捉えている模様。
一方、市場は全体的に午後のFOMCの結果待ちの雰囲気ではある。政策は据え置きが確実視されており、今回は経済見通しや金利見通し(ドット・プロット)の公表もない中、パウエル議長の会見に市場の関心が集中する。利下げも含めて選択肢はオープンにしておく可能性はあるものの、これまで通りに慎重に判断したい意向を示す可能性が高いと見られている。
短期金融市場では9月利下げの確率を65%程度で織り込んでいるが、足元の数字からは早期利下げの必要性は低い。そのような中、パウエル議長の会見を受けて変化があるか注目される。なお、ボウマン理事とウォラー理事は利下げを支持する可能性がありそうだ。その他にも利下げ支持の委員が出るか注目される。
また、本日は引け後にマイクロソフト<MSFT>、メタ<META>のマグニフィセント7の決算が発表になるほか、クアルコム<QCOM>、アーム<ARM>、フォード<F>も発表を控えている。大手ITの決算がAIへの巨額投資を正当化する内容になるか注目される。
医療保険やメディカルケアなどヘルスケア大手のヒューマナ<HUM>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益が予想を上回ったほか、保険料収入も予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益、経常収益とも見通しを上方修正している。同業他社が相次いで下方修正する中、逆行する動きとなった。
ビザ<V>が決算を受け時間外で下落。通期のガイダンスを据え置いたことが嫌気されている模様。通期の1株利益は2桁台前半の伸び、売上高も2桁台前半の増収見通しを据え置いた。
スターバックス<SBUX>が決算を受け時間外で上昇。冴えない決算ではあったものの、経営再建が計画よりも早く進捗していると述べたことを材料視している。
スナック菓子・飲料のモンデリーズ<MDLZ>が決算を受け時間外で下落。北米の既存事業売上高が予想以上の減収となったことが嫌気されている。
(NY時間08:51)(日本時間21:51)時間外
ヒューマナ<HUM> 256.50(+23.88 +10.27%)
ビザ<V> 343.50(-7.79 -2.22%)
スターバックス<SBUX> 97.80(+4.84 +5.21%)
モンデリーズ<MDLZ> 68.16(-1.55 -2.22%)
アップル<AAPL> 210.91(-0.36 -0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 514.00(+1.43 +0.28%)
アマゾン<AMZN> 231.50(+0.49 +0.21%)
アルファベットC<GOOG> 196.33(-0.10 -0.05%)
アルファベットA<GOOGL> 195.43(-0.32 -0.16%)
テスラ<TSLA> 321.54(+0.34 +0.11%)
メタ<META> 705.65(+5.65 +0.81%)
エヌビディア<NVDA> 176.87(+1.36 +0.77%)
AMD<AMD> 176.50(-0.94 -0.53%)
イーライリリー<LLY> 770.00(+7.05 +0.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 44829(+13.00 +0.03%)
S&P500 6412.75(+6.75 +0.11%)
ナスダック100先物 23498.00(+46.00 +0.20%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動き。先ほど発表の7月のADP雇用統計と第2四半期の米GDP速報値はともに予想を上回った。ただ、米株式市場はポジティブな反応は見せていない。底堅い米経済を示したものの、米国債利回りが上昇するなど早期利下げ期待を後退させる内容でもある。
特にGDPはトランプ関税にもかかわらず、3.0%のプラス成長となった。ただ、個人消費の伸びが予想を若干下回ったほか、輸入の大幅な減少で純輸出の伸びが大きく寄与した点はいまひとつと捉えている模様。
一方、市場は全体的に午後のFOMCの結果待ちの雰囲気ではある。政策は据え置きが確実視されており、今回は経済見通しや金利見通し(ドット・プロット)の公表もない中、パウエル議長の会見に市場の関心が集中する。利下げも含めて選択肢はオープンにしておく可能性はあるものの、これまで通りに慎重に判断したい意向を示す可能性が高いと見られている。
短期金融市場では9月利下げの確率を65%程度で織り込んでいるが、足元の数字からは早期利下げの必要性は低い。そのような中、パウエル議長の会見を受けて変化があるか注目される。なお、ボウマン理事とウォラー理事は利下げを支持する可能性がありそうだ。その他にも利下げ支持の委員が出るか注目される。
また、本日は引け後にマイクロソフト<MSFT>、メタ<META>のマグニフィセント7の決算が発表になるほか、クアルコム<QCOM>、アーム<ARM>、フォード<F>も発表を控えている。大手ITの決算がAIへの巨額投資を正当化する内容になるか注目される。
医療保険やメディカルケアなどヘルスケア大手のヒューマナ<HUM>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益が予想を上回ったほか、保険料収入も予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益、経常収益とも見通しを上方修正している。同業他社が相次いで下方修正する中、逆行する動きとなった。
ビザ<V>が決算を受け時間外で下落。通期のガイダンスを据え置いたことが嫌気されている模様。通期の1株利益は2桁台前半の伸び、売上高も2桁台前半の増収見通しを据え置いた。
スターバックス<SBUX>が決算を受け時間外で上昇。冴えない決算ではあったものの、経営再建が計画よりも早く進捗していると述べたことを材料視している。
スナック菓子・飲料のモンデリーズ<MDLZ>が決算を受け時間外で下落。北米の既存事業売上高が予想以上の減収となったことが嫌気されている。
(NY時間08:51)(日本時間21:51)時間外
ヒューマナ<HUM> 256.50(+23.88 +10.27%)
ビザ<V> 343.50(-7.79 -2.22%)
スターバックス<SBUX> 97.80(+4.84 +5.21%)
モンデリーズ<MDLZ> 68.16(-1.55 -2.22%)
アップル<AAPL> 210.91(-0.36 -0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 514.00(+1.43 +0.28%)
アマゾン<AMZN> 231.50(+0.49 +0.21%)
アルファベットC<GOOG> 196.33(-0.10 -0.05%)
アルファベットA<GOOGL> 195.43(-0.32 -0.16%)
テスラ<TSLA> 321.54(+0.34 +0.11%)
メタ<META> 705.65(+5.65 +0.81%)
エヌビディア<NVDA> 176.87(+1.36 +0.77%)
AMD<AMD> 176.50(-0.94 -0.53%)
イーライリリー<LLY> 770.00(+7.05 +0.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース