（NY時間10:05）（日本時間23:05）
ＫＢホーム<KBH>　52.35（-0.97　-1.82%）

　住宅建設のＫＢホーム<KBH>が下落。前日引け後に３－５月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想範囲内だったものの、ガイダンスでは通期の住宅部門売上高の見通しを下方修正している。

　同社は声明で「市場環境は軟化しているが、資産の最適化に引き続き注力し、買い手にとって魅力的な価値提供を維持しつつ、価格の透明性と利益率・リターンの改善を追求していく」と述べた。

　アナリストは、「通期ガイダンスは懸念すべきものとは見ていない。ただし、第４四半期にかけての改善見通しについてはある程度の疑問が生じるだろう」と述べている。また、「市場環境が現在のままでも、同社は２０２６年に１株利益と１株純資産の２桁の伸びを達成できると見ている」とも語った。

（３－５月・第２四半期）
・１株利益：1.50ドル（予想：1.50ドル）
・売上高：15.3億ドル　11％減（予想：15.1億ドル）
・住宅部門売上高：15.2億ドル　10％減（予想：15.0億ドル）
・住宅部門粗利益率（調整後）：19.7％
・販売戸数：3120戸（予想：3076戸）
・受注件数：3460戸（予想：3805戸）
・受注残：4776戸（予想：5165戸）
・受注残高：22.9億ドル（予想：25.8億ドル）
・平均販売価格：49万ドル　1.2％増（予想：49万ドル）
・平均コミュニティ数：254（予想：255.5）

（通期見通し）
・住宅部門売上高：63～65億ドル（従来：66～70億ドル）（予想：65.9億ドル）
・住宅部門粗利益率：19.0～19.4％（従来：19.2～20.0％）
・平均販売価格：48～49万ドル（従来：48～50万ドル）

【企業概要】
　米国の南西部・中央部・南東部において、住宅建設関連事業を行う。住宅用の土地の取得・開発、多種多様な住宅の建設・販売を行い、住宅購入者に損害保険の他、地震・洪水・個人財産保険サービスや、物件のタイトルサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース