（NY時間10:38）（日本時間00:38）
ジェームス・ハーディ<JHX>　17.86（+1.17　+7.04%）

　オーストラリアの建材メーカー、ジェームス・ハーディ・インダストリーズ<JHX>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第２四半期）を発表し、売上高、ＥＢＩＴＤＡとも予想範囲内となった。ただ、２０２６年度の通期ガイダンスではＥＢＩＴＤＡの見通しを上方修正したほか、各部門の売上高見通しも上方修正している。

　また、米デッキ材メーカーのアゼク社を高値で買収したのではないかという投資家の懸念も和らいだ。

　アーターＣＥＯは声明で「市場環境がより安定し、われわれの以前の見通しに織り込んでいた以上に在庫水準が正常化している。アゼクとの統合に対する自信は一段と強まった」と述べた。

（７－９月・第２四半期）
・売上高：12.9億ドル　34％増（予想：12.9億ドル）
・EBITDA（調整後）：3.29億ドル（3.29億ドル）

（２６年度通期見通し）
・EBITDA（調整後）：12.0～12.5億ドル（従来：10.5～11.5億ドル）
・FCF：2億ドル以上を維持
・サイディング＆トリム売上高：29.25～29.95億ドル（従来：26.75～28.50億ドル）
・デッキ・レール＆アクセサリー売上高：7.80～8.00億ドル（従来：7.75～8.00億ドル）

【企業概要】
　米国・欧州・オーストラリア・ニュージーランドで、幅広い用途の屋外・屋内用高性能ファイバーセメント建材を製造・販売する。ファイバー石膏建築ソリューションも手掛け、従来の建築材料よりも取り扱いが容易で、より厚く軽量、不燃性で耐候性や耐久性に優れた製品により、信頼できる保護性能と低メンテナンスを実現する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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