2024年3月6日 1時39分
ダウ平均は続落 パウエル証言を前にIT・ハイテク株に利益確定売り=米国株序盤
NY株式5日(NY時間11:27)(日本時間01:27)
ダウ平均 38732.88(-256.95 -0.66%)
ナスダック 15940.85(-266.66 -1.65%)
CME日経平均先物 39980(大証終比:-150 -0.37%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続落。明日のパウエルFRB議長の議会証言を前にIT・ハイテク株中心に利益確定売りが強まっている。この日発表のISM非製造業景気指数が予想を下回り、インフレの落ち着きを期待させる内容となったことで、米株式市場は買い戻される場面もあったものの、一時的な動きに留まった。
パウエル議長の議会証言については、FRBは利下げに忍耐強く臨むというメッセージを強調することが予想されている。ボスティック・アトランタ連銀総裁が前日に、7-9月期に最初の利下げを行ったとしても連続利下げはなく、その後は一時様子を見る可能性に言及していた。一連の好調な経済指標により、市場はすでに最初の利下げ期待を7月に後退させており、今年の利下げ回数の見通しも3回に減らすことを余儀なくされている。
きょうはIT・ハイテク株への利益確定売りが強まっているが、一部からは「全体的に大型のIT・ハイテク株は依然として人工知能(AI)のトレンドに乗る最良の方法だ」との指摘が出ている。「それらはまだ、恩恵を受ける規模を持っている」と述べた上で、「バリュエーションが極端に高くなっているのは事実だが、その分、利益も大きく、信じられないほどのスピードで成長している」とも述べていた。市場には1996年と同様の高揚感が溜まっている恐れはあるものの、まだまだ上昇の余地はあると見ているという。
アップル<AAPL>が5日続落。アイフォーンの中国における販売台数は、今年最初の6週間に前年比で24%減少し、同国でのスマートフォン販売業者の中で4位に後退したとの調査が伝わった。
AMD<AMD>が下落。中国市場向け人工知能(AI)半導体輸出が、米政府の介入で障害に直面していると伝わった。
ディスカウントストアのターゲット<TGT>が大幅高。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高の減収が予想ほどではなかったほか、1株利益が予想を上回った。売上高も予想を上回っている。在庫管理の改善を継続し、トラフィックの減少も鈍化したことが利益に奏功。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が大幅安。ガイダンスで通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
リチウムのアルベマール<ALB>が大幅安。同社はリチウム価格の暴落で収益が圧迫される中、設備投資資金を確保するため、17億5000万ドルの増資を発表した。
アプリケーション・ソフトウェア開発のセムラッシュ<SEMR>が決算を受け大幅安。ガイダンスで第1四半期、通期の売上高見通しが予想を下回った。
アパレルのリセールを手掛けるスレッドアップ<TDUP>が決算を受け大幅安。EBITDAの赤字が予想以上に膨らんだほか、アクティブバイヤー数が予想を下回った。
請求書の決済ソリュ―ションを手掛けるペイメンタス<PAY>が決算を受け大幅高。予想以上の速さのデジタル導入が売上高のアウトパフォームの主な原動力となった。
アトピー性皮膚炎などの治療薬を開発するアポジー・セラピューティクス<APGE>が急伸。アトピー性皮膚炎の治験薬の臨床試験(フェーズ1)で、目標を上回る結果が得られたと発表した。
引け後の決算はノードストロム<JWN>が発表予定。
ターゲット<TGT> 167.88(+17.39 +11.56%)
ギットラボ<GTLB> 60.13(-14.34 -19.26%)
アルベマール<ALB> 115.96(-17.25 -12.95%)
セムラッシュ<SEMR> 10.29(-2.71 -20.85%)
スレッドアップ<TDUP> 1.83(-0.54 -22.67%)
ペイメンタス<PAY> 19.75(+3.40 +20.80%)
アポジー<APGE> 59.98(+18.24 +43.69%)
アップル<AAPL> 170.26(-4.85 -2.77%)
マイクロソフト<MSFT> 404.55(-10.37 -2.50%)
アマゾン<AMZN> 174.69(-2.90 -1.63%)
アルファベットC<GOOG> 132.42(-1.78 -1.33%)
テスラ<TSLA> 178.52(-9.62 -5.11%)
メタ<META> 490.94(-7.25 -1.46%)
AMD<AMD> 202.15(-3.21 -1.56%)
エヌビディア<NVDA> 845.79(-6.54 -0.77%)
イーライリリー<LLY> 776.32(-15.96 -2.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38732.88(-256.95 -0.66%)
ナスダック 15940.85(-266.66 -1.65%)
CME日経平均先物 39980(大証終比:-150 -0.37%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続落。明日のパウエルFRB議長の議会証言を前にIT・ハイテク株中心に利益確定売りが強まっている。この日発表のISM非製造業景気指数が予想を下回り、インフレの落ち着きを期待させる内容となったことで、米株式市場は買い戻される場面もあったものの、一時的な動きに留まった。
パウエル議長の議会証言については、FRBは利下げに忍耐強く臨むというメッセージを強調することが予想されている。ボスティック・アトランタ連銀総裁が前日に、7-9月期に最初の利下げを行ったとしても連続利下げはなく、その後は一時様子を見る可能性に言及していた。一連の好調な経済指標により、市場はすでに最初の利下げ期待を7月に後退させており、今年の利下げ回数の見通しも3回に減らすことを余儀なくされている。
きょうはIT・ハイテク株への利益確定売りが強まっているが、一部からは「全体的に大型のIT・ハイテク株は依然として人工知能(AI)のトレンドに乗る最良の方法だ」との指摘が出ている。「それらはまだ、恩恵を受ける規模を持っている」と述べた上で、「バリュエーションが極端に高くなっているのは事実だが、その分、利益も大きく、信じられないほどのスピードで成長している」とも述べていた。市場には1996年と同様の高揚感が溜まっている恐れはあるものの、まだまだ上昇の余地はあると見ているという。
アップル<AAPL>が5日続落。アイフォーンの中国における販売台数は、今年最初の6週間に前年比で24%減少し、同国でのスマートフォン販売業者の中で4位に後退したとの調査が伝わった。
AMD<AMD>が下落。中国市場向け人工知能(AI)半導体輸出が、米政府の介入で障害に直面していると伝わった。
ディスカウントストアのターゲット<TGT>が大幅高。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高の減収が予想ほどではなかったほか、1株利益が予想を上回った。売上高も予想を上回っている。在庫管理の改善を継続し、トラフィックの減少も鈍化したことが利益に奏功。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が大幅安。ガイダンスで通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
リチウムのアルベマール<ALB>が大幅安。同社はリチウム価格の暴落で収益が圧迫される中、設備投資資金を確保するため、17億5000万ドルの増資を発表した。
アプリケーション・ソフトウェア開発のセムラッシュ<SEMR>が決算を受け大幅安。ガイダンスで第1四半期、通期の売上高見通しが予想を下回った。
アパレルのリセールを手掛けるスレッドアップ<TDUP>が決算を受け大幅安。EBITDAの赤字が予想以上に膨らんだほか、アクティブバイヤー数が予想を下回った。
請求書の決済ソリュ―ションを手掛けるペイメンタス<PAY>が決算を受け大幅高。予想以上の速さのデジタル導入が売上高のアウトパフォームの主な原動力となった。
アトピー性皮膚炎などの治療薬を開発するアポジー・セラピューティクス<APGE>が急伸。アトピー性皮膚炎の治験薬の臨床試験(フェーズ1)で、目標を上回る結果が得られたと発表した。
引け後の決算はノードストロム<JWN>が発表予定。
ターゲット<TGT> 167.88(+17.39 +11.56%)
ギットラボ<GTLB> 60.13(-14.34 -19.26%)
アルベマール<ALB> 115.96(-17.25 -12.95%)
セムラッシュ<SEMR> 10.29(-2.71 -20.85%)
スレッドアップ<TDUP> 1.83(-0.54 -22.67%)
ペイメンタス<PAY> 19.75(+3.40 +20.80%)
アポジー<APGE> 59.98(+18.24 +43.69%)
アップル<AAPL> 170.26(-4.85 -2.77%)
マイクロソフト<MSFT> 404.55(-10.37 -2.50%)
アマゾン<AMZN> 174.69(-2.90 -1.63%)
アルファベットC<GOOG> 132.42(-1.78 -1.33%)
テスラ<TSLA> 178.52(-9.62 -5.11%)
メタ<META> 490.94(-7.25 -1.46%)
AMD<AMD> 202.15(-3.21 -1.56%)
エヌビディア<NVDA> 845.79(-6.54 -0.77%)
イーライリリー<LLY> 776.32(-15.96 -2.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美