2025年3月31日 21時43分
ダウ先物は273ドル安 先週末の流れを引き継ぎ売り優勢=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:31)(日本時間21:31)
ダウ先物 41578(-273.00 -0.65%)
S&P500 5565.25(-57.75 -1.03%)
ナスダック100先物 19176.50(-280.50 -1.44%)
きょうも米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落している。本日は3月の最終売買日だが、先週末の流れを引き継ぎ、売りが優勢となっている。期末に向けたポジション調整はすでに終了していると思われるが、今週のトランプ大統領の関税計画に向けて警戒感を高めているようだ。各国に相互関税が発動されるものと思われるが、その詳細も不明な中、明確化を待っている状況。
トランプ政権が以前に発表した関税の多くも週内4月3日に発効される。その日はトランプ大統領が「解放の日」と呼んでいる日であり、その中には自動車に対する25%の課税も含まれる。
関税を巡る景気とインフレへの不透明感が株式市場の重石となっており、スタグフレーション状態への懸念も高まっている。週末になってもトランプ大統領は不安を和らげるようなことはなく、一部では、大統領が最近、関税に関してより強硬な姿勢を取るようアドバイザーたちに迫っていると報じられている。トランプ大統領はTVインタビューで、外国の自動車メーカーが新たな関税により値上げをしても「気にしていない」と述べていた。
ストラテジストからは、「関税リスクは十分に伝達されており、市場の大部分で織り込み済みです。そのため、解放の日が訪れても、それほど大きな衝撃はないかもしれません。しかし、貿易戦争で勝者となる者はなく、世界経済の成長見通しには暗雲が立ち込めている」と述べた。
投資家は今週発表される経済指標にも注目しており、特に注目されるのは金曜日の3月の米雇用統計は注目されている。
モデルナ<MRNA>を始め、ワクチンメーカーが時間外で下落。先週金曜日にFDAのワクチン責任者である生物製剤評価研究センター(CBER)のマークス所長が突然辞任したことが嫌気されている。
アパレルのカナダグース<GOOS>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の10ドルから8ドルに引き下げた。
バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の161ドルから87ドルに引き下げた。
バイオテクノロジーのブルーバード・バイオ<BLUE>が時間外で上昇。同社は先週末にエアリミッド社による非拘束の買収提案を検討していると発表した。
金融サービスのLPL<LPLA>が時間外で下落。同業のコモンウェルスの持ち株会社を27億ドルで買収すると発表した。
(NY時間08:41)(日本時間21:41)時間外
ファイザー<PFE> 24.91(-0.30 -1.19%)
モデルナ<MRNA> 28.00(-3.12 -10.03%)
ノババックス<NVAX> 6.07(-0.93 -13.29%)
ビオンテック<BNTX> 88.65(-6.30 -6.63%)
カナダグース<GOOS> 7.75(-0.49 -5.95%)
サレプタ<SRPT> 65.98(-4.44 -6.30%)
ブルーバード・バイオ<BLUE> 4.43(+0.35 +8.58%)
LPL<LPLA> 317.00(-19.89 -5.90%)
アップル<AAPL> 216.62(-1.28 -0.59%)
マイクロソフト<MSFT> 373.70(-5.10 -1.35%)
アマゾン<AMZN> 188.78(-3.94 -2.04%)
アルファベット<GOOG> 154.62(-1.44 -0.92%)
テスラ<TSLA> 248.16(-15.39 -5.84%)
メタ<META> 565.00(-11.74 -2.04%)
エヌビディア<NVDA> 105.42(-4.25 -3.88%)
AMD<AMD> 100.11(-3.11 -3.01%)
イーライリリー<LLY> 814.00(-8.51 -1.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 41578(-273.00 -0.65%)
S&P500 5565.25(-57.75 -1.03%)
ナスダック100先物 19176.50(-280.50 -1.44%)
きょうも米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落している。本日は3月の最終売買日だが、先週末の流れを引き継ぎ、売りが優勢となっている。期末に向けたポジション調整はすでに終了していると思われるが、今週のトランプ大統領の関税計画に向けて警戒感を高めているようだ。各国に相互関税が発動されるものと思われるが、その詳細も不明な中、明確化を待っている状況。
トランプ政権が以前に発表した関税の多くも週内4月3日に発効される。その日はトランプ大統領が「解放の日」と呼んでいる日であり、その中には自動車に対する25%の課税も含まれる。
関税を巡る景気とインフレへの不透明感が株式市場の重石となっており、スタグフレーション状態への懸念も高まっている。週末になってもトランプ大統領は不安を和らげるようなことはなく、一部では、大統領が最近、関税に関してより強硬な姿勢を取るようアドバイザーたちに迫っていると報じられている。トランプ大統領はTVインタビューで、外国の自動車メーカーが新たな関税により値上げをしても「気にしていない」と述べていた。
ストラテジストからは、「関税リスクは十分に伝達されており、市場の大部分で織り込み済みです。そのため、解放の日が訪れても、それほど大きな衝撃はないかもしれません。しかし、貿易戦争で勝者となる者はなく、世界経済の成長見通しには暗雲が立ち込めている」と述べた。
投資家は今週発表される経済指標にも注目しており、特に注目されるのは金曜日の3月の米雇用統計は注目されている。
モデルナ<MRNA>を始め、ワクチンメーカーが時間外で下落。先週金曜日にFDAのワクチン責任者である生物製剤評価研究センター(CBER)のマークス所長が突然辞任したことが嫌気されている。
アパレルのカナダグース<GOOS>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の10ドルから8ドルに引き下げた。
バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の161ドルから87ドルに引き下げた。
バイオテクノロジーのブルーバード・バイオ<BLUE>が時間外で上昇。同社は先週末にエアリミッド社による非拘束の買収提案を検討していると発表した。
金融サービスのLPL<LPLA>が時間外で下落。同業のコモンウェルスの持ち株会社を27億ドルで買収すると発表した。
(NY時間08:41)(日本時間21:41)時間外
ファイザー<PFE> 24.91(-0.30 -1.19%)
モデルナ<MRNA> 28.00(-3.12 -10.03%)
ノババックス<NVAX> 6.07(-0.93 -13.29%)
ビオンテック<BNTX> 88.65(-6.30 -6.63%)
カナダグース<GOOS> 7.75(-0.49 -5.95%)
サレプタ<SRPT> 65.98(-4.44 -6.30%)
ブルーバード・バイオ<BLUE> 4.43(+0.35 +8.58%)
LPL<LPLA> 317.00(-19.89 -5.90%)
アップル<AAPL> 216.62(-1.28 -0.59%)
マイクロソフト<MSFT> 373.70(-5.10 -1.35%)
アマゾン<AMZN> 188.78(-3.94 -2.04%)
アルファベット<GOOG> 154.62(-1.44 -0.92%)
テスラ<TSLA> 248.16(-15.39 -5.84%)
メタ<META> 565.00(-11.74 -2.04%)
エヌビディア<NVDA> 105.42(-4.25 -3.88%)
AMD<AMD> 100.11(-3.11 -3.01%)
イーライリリー<LLY> 814.00(-8.51 -1.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース