2024年1月24日 8時15分
株価指数先物【寄り前】 +1σと+2σのレンジ推移を継続
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 36470 -70 (-0.19%)
TOPIX先物 2537.0 -6.5 (-0.25%)
シカゴ日経平均先物 36475 -65
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
23日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。S&P500指数は連日で史上最高値を更新し、ナスダックは2年ぶりの高値水準を回復した。決算発表が本格化するなか、業績見通しが市場予想を下回ったスリーエム<MMM>が11%を超える下落となったほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>も市場予想に届かず売られており、NYダウを押し下げた。一方で、メタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>など大型テック株の一角やエヌビディア<NVDA>が買われるなど、AI(人工知能)関連を中心としたハイテク株物色は根強い。S&P500業種別指数は、電気通信サービス、家庭用品・パーソナル用品、食品・飲料・タバコが上昇した半面、耐久消費財・アパレル、不動産、資本財が下落。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比65円安の3万6475円だった。日経225先物(3月限)は日中比120円安の3万6420円で始まり、一気に3万6030円まで売られる場面も見られた。その後は買い戻しが入り下落幅を縮めて、米国市場の取引開始後は3万6350円~3万6480円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけて3万6500円まで戻すもプラスに転じることができず、3万6470円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開になりそうだ。ナイトセッションの開始早々に3万6030円まで売られたことで、短期筋のロング解消は一巡した感があり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。米国では本格化する主要企業の決算の影響を受けており、様子見姿勢が強まる可能性はありそうだが、ハイテク株への好業績期待は根強い。また、取引終了後に決算を発表したネットフリックス<NFLX>が時間外取引で大きく上昇しており、安心感につながりそうだ。
昨日の日経225先物は日銀の金融政策決定会合の結果判明後の初動で3万6980円まで買われ、ナイトセッションでは3万6030円まで売られるなど、値動きの荒さが目立ってきた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万5710円)と+2σ(3万7040円)によるレンジ内での動きを続けており、下値には押し目待ち狙いのロングが控えていると考えられる。ただし、国内でも来週から決算発表が本格化してくる。投資家心理をやや慎重にさせるなか、オプション権利行使価格の3万6500円を中心とした3万6250円から3万6750円辺りのレンジを想定しておきたい。
VIX指数は12.55(前日は13.19)に低下した。支持線として機能する25日移動平均線(13.15)を割り込んできており、ショートカバーを誘う展開が意識されやすい。11日に付けた12.35を下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まり、ショートカバーを強めてきそうだ。
なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.36倍と前日と変わらずで終えた。ファーストリテイリング <9983> [東証P]が一時4万円台に乗せ、14.43倍まで上昇する場面も見られたが、後場に入り東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が下げに転じたことで、NTロングを巻き戻す格好となった。本日は米ハイテク株物色やネットフリックスの決算評価を受けて、日経平均型優位の展開が見込まれるため、基本スタンスはNTロングが優位とみておきたい。
株探ニュース
日経225先物 36470 -70 (-0.19%)
TOPIX先物 2537.0 -6.5 (-0.25%)
シカゴ日経平均先物 36475 -65
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
23日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。S&P500指数は連日で史上最高値を更新し、ナスダックは2年ぶりの高値水準を回復した。決算発表が本格化するなか、業績見通しが市場予想を下回ったスリーエム<MMM>が11%を超える下落となったほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>も市場予想に届かず売られており、NYダウを押し下げた。一方で、メタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>など大型テック株の一角やエヌビディア<NVDA>が買われるなど、AI(人工知能)関連を中心としたハイテク株物色は根強い。S&P500業種別指数は、電気通信サービス、家庭用品・パーソナル用品、食品・飲料・タバコが上昇した半面、耐久消費財・アパレル、不動産、資本財が下落。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比65円安の3万6475円だった。日経225先物(3月限)は日中比120円安の3万6420円で始まり、一気に3万6030円まで売られる場面も見られた。その後は買い戻しが入り下落幅を縮めて、米国市場の取引開始後は3万6350円~3万6480円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけて3万6500円まで戻すもプラスに転じることができず、3万6470円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開になりそうだ。ナイトセッションの開始早々に3万6030円まで売られたことで、短期筋のロング解消は一巡した感があり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。米国では本格化する主要企業の決算の影響を受けており、様子見姿勢が強まる可能性はありそうだが、ハイテク株への好業績期待は根強い。また、取引終了後に決算を発表したネットフリックス<NFLX>が時間外取引で大きく上昇しており、安心感につながりそうだ。
昨日の日経225先物は日銀の金融政策決定会合の結果判明後の初動で3万6980円まで買われ、ナイトセッションでは3万6030円まで売られるなど、値動きの荒さが目立ってきた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万5710円)と+2σ(3万7040円)によるレンジ内での動きを続けており、下値には押し目待ち狙いのロングが控えていると考えられる。ただし、国内でも来週から決算発表が本格化してくる。投資家心理をやや慎重にさせるなか、オプション権利行使価格の3万6500円を中心とした3万6250円から3万6750円辺りのレンジを想定しておきたい。
VIX指数は12.55(前日は13.19)に低下した。支持線として機能する25日移動平均線(13.15)を割り込んできており、ショートカバーを誘う展開が意識されやすい。11日に付けた12.35を下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まり、ショートカバーを強めてきそうだ。
なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.36倍と前日と変わらずで終えた。ファーストリテイリング <9983> [東証P]が一時4万円台に乗せ、14.43倍まで上昇する場面も見られたが、後場に入り東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が下げに転じたことで、NTロングを巻き戻す格好となった。本日は米ハイテク株物色やネットフリックスの決算評価を受けて、日経平均型優位の展開が見込まれるため、基本スタンスはNTロングが優位とみておきたい。
株探ニュース