（NY時間09:42）（日本時間22:42）
ギットラボ<GTLB>　43.40（-5.11　-10.53%）

　ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が大幅安。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を若干上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しを上方修正している。

　ただ、株価は冴えない反応。第２四半期の売上高見通しが予想を若干下回っていることを嫌気している模様。また、全体的に物足りない内容となった模様。売上高の大幅な上振れが見られず、成長も期待されたほど強くなかったとの指摘も出ている。

　アナリストは、「今回の結果は顧客獲得の鈍化、売上維持率の低下、シート数の伸び圧迫により、売上高の伸びが今後鈍化する傾向を示す可能性がある。ＡＩ主導の競争激化と、顧客によるサプライヤー統合の進行という環境下での発表」と分析している。

（２－４月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：0.17ドル（予想：0.16ドル）
・売上高：2.14億ドル　27％増（予想：2.13億ドル）
・粗利益率（調整後）：90％

（５－７月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.16～0.17ドル（予想：0.16ドル）
・売上高：2.26～2.27億ドル（予想：2.27億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：0.74～0.75ドル（従来：0.68～0.72ドル）（予想：0.71ドル）
・売上高：9.36～9.42億ドルを維持（予想：9.40億ドル）

【企業概要】
　企業向けにソフトウェア開発とIT運用を組み合わせたプラットフォームを提供する。統合されたツールにより、プロジェクト計画から、継続的インテグレーション、アプリケーションセキュリティテスト、インシデントの監視、全体の管理までDevOpsライフサイクルのすべての段階をカバーする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース