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    2026年5月18日 8時15分

    株価指数先物【寄り前】 半導体やAI関連株にらみの相場展開

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 61800 -240 (-0.38%)
    TOPIX先物 3870.0 -11.5 (-0.29%)
    シカゴ日経平均先物 61825 -215
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     15日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。米国とイランによる戦闘終結に向けた協議が進まず、緊張状態が続くなかでWTI原油先物相場は1バレル=105ドル台と大幅に上昇した。エネルギー高を受けた物価上昇への警戒感から米長期金利が上昇したことが重荷になった。半導体やAI関連株を中心に利益確定の動きが強まり、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数の下落率は4%を超えた。

     S&P500業種別指数は、エネルギー、ソフトウエア・サービス、商業サービス・用品が上昇した一方で、自動車・同部品、半導体・同製造装置、素材の弱さが目立った。NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、マイクロソフト<MSFT>、シェブロン<CVX>、シスコシステムズ<CSCO>、ビザ<V>が買われた。半面、エヌビディア<NVDA>、ボーイング<BA>、キャタピラー<CAT>、アムジェン<AMGN>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比215円安の6万1825円だった。15日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比50円安の6万1990円で始まった。直後につけた6万1430円を安値に持ち直し、6万2190円まで買われる場面もみられた。ただ、積極的なロングの動きは限られ、買い一巡後は6万1600円~6万2100円辺りで保ち合いを継続。6万1800円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行することになろう。米国ではエヌビディアやマイクロン・テクノロジー<MU>、ブロードコム<AVGO>などが売られ、SOX指数は4%を超える下落となるなかで、引き続き半導体やAI関連株をにらんでの相場展開になりそうである。

     日経225先物は先週後半の弱い値動きによって、これまで続いていたボリンジャーバンドの+1σ(6万2060円)と+2σ(6万4210円)とのレンジを割り込んできた。ナイトセッションで一時6万2190円まで買われたが、買い一巡後は+1σに上値を抑えられる形だった。同バンドが抵抗線として意識される状況が続くと、中心値(25日移動平均線)が位置する5万9910円水準を試してくることになるだろう。

     ただ、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]が15日の取引終了後に発表した決算は予想を上回る内容だった。前週末は決算を控えて大きく売られていたが、決算評価からPTS(私設取引)およびADR(米預託証券)で大きく買われている。前週の下落分を埋めてくる切り返しをみせてくると、他の半導体やAI関連株の見直しに向かわせやすく、日経平均型を下支えする可能性がありそうだ。

     そのため、+1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の6万円から6万2500円のレンジを想定する。

     15日の米VIX指数は18.43(14日は17.26)に上昇した。一時19.27まで切り上がる場面もみられ、25日線(18.08)、200日線(18.36)を上回ってきた。依然としてボトム圏での推移でリスク選好に向かわせやすいトレンドではあるが、両線を明確に上抜けてくる局面では慎重になりそうだ。

     15日のNT倍率は先物中心限月で15.98倍(14日は16.15倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の不安定な値動きが続くなかで、NTショートに振れている。+1σ(16.21倍)を明確に割り込んでおり、中心値(15.73倍)が射程に入ってきそうである。


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