2024年1月11日 6時31分
ダウ平均は反発 明日の米CPI控え様子見姿勢も=米国株概況
NY株式10日(NY時間16:20)(日本時間06:20)
ダウ平均 37695.73(+170.57 +0.45%)
S&P500 4783.45(+26.95 +0.57%)
ナスダック 14969.65(+111.94 +0.75%)
CME日経平均先物 34955(大証終比:+505 +1.45%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。買い先行で始まったものの、直ぐに戻り売りに押され、ダウ平均は前日付近まで伸び悩んだ。米消費者物価指数(CPI)の発表を明日に控え、本日は多くの投資家が様子見姿勢を強めている。ただ、米株式市場は底堅さを堅持しており、その後のダウ平均はプラス圏での推移が続いた。下値では買いがなお旺盛なようだ。
市場は3月の利下げ開始の可能性をまだ排除できないでいるが、明日の米CPIは総合インフレの鈍化が一服すると見られている。これまでインフレ鈍化の主因となっていたガソリン価格が12月は小幅に上昇していたことが要因の1つと考えられているようだ。一方、財価格のデフレは総合とコアそれぞれの指数を引き続き圧迫すると予想されれいるが、企業が在庫削減に成功すれば、このディスインフレ要因も今後数カ月で弱まると見られている。
最終的には、住宅インフレのペースが鈍化しても、コア指数のインフレは年内はFRBの目標である2%を上回る水準で推移すると見られているようだ。
3月FOMCまでまだ複数回、米雇用統計とインフレ指標は発表になるため、予想通りの結果であったとしても、3月の利下げ開始期待が完全に後退することはないと思われるが、今月30-31日のFOMCの行方もにらんで、それなりのインパクトは与える可能性はありそうだ。
「FRBの政策移行への期待で年末の株式市場はパーティーで年を越したような感じだが、いまはちょっとした二日酔い状態だ」といった声も一部から出ていた。
住宅建設のレナー<LEN>が上昇。同社は四半期配当を1株0.50ドルに増配するほか、50億ドルを上限とする自社株買いプログラムの増額を承認した。四半期配当は予想を上回る増配となった。
手術ロボットを手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が上昇。前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を発表し、売上高は19.3億ドルを見込み、予想の18.7億ドルを上回った。
ソフトウェア開発のE2オープン<ETWO>が決算を受け大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、粗利益率、EBITDAも予想を上回った。
半導体の検査システムを手掛けるエア・テスト・システムズ<AEHR>が決算を受け大幅安。通期の売上高ガイダンスを下方修正した。
洗剤など化学品メーカーのWD-40<WDFC>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。
半導体のスマート・グローバル<SGH>が決算を受け大幅高。1株利益は予想を上回ったほか、アナリストからもポジティブな見解が示された。
鉄鋼メーカー等向けのグラファイト電極材を手掛けるグラフテック・インターナショナル<EAF>が大幅安。アナリストが目標株価を従来の4ドルから2ドルに引き下げた。
デジタル医療プラットフォームのグッドRX<GDRX>が暫定決算を受けて大幅高。売上高見通しを上方修正した。
エコスター<SATS>が大幅高。同社はディッシュ・ネットワークと合併したが、特定の無線周波数帯ライセンスを新設の子会社に譲渡し、売却の可能性を評価していると伝わった。
E2オープン<ETWO> 4.17(+0.33 +8.59%)
レナー<LEN> 153.35(+5.19 +3.50%)
インテュイティブ<ISRG> 364.45(+33.89 +10.25%)
エア・テスト<AEHR> 18.59(-3.76 -16.82%)
WD-40<WDFC> 272.59(+35.98 +15.21%)
スマート・グローバル<SGH> 20.38(+1.91 +10.34%)
グラフテック<EAF> 1.72(-0.16 -8.51%)
グッドRx<GDRX> 6.47(+0.76 +13.31%)
エコスター<SATS> 16.65(+3.99 +31.52%)
アップル<AAPL> 186.19(+1.05 +0.57%)
マイクロソフト<MSFT> 382.77(+6.98 +1.86%)
アマゾン<AMZN> 153.73(+2.36 +1.56%)
アルファベットC<GOOG> 143.80(+1.24 +0.87%)
テスラ<TSLA> 233.94(-1.02 -0.43%)
メタ・プラットフォームズ<META> 370.47(+13.04 +3.65%)
AMD<AMD> 148.54(-0.72 -0.48%)
エヌビディア<NVDA> 543.50(+12.10 +2.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 37695.73(+170.57 +0.45%)
S&P500 4783.45(+26.95 +0.57%)
ナスダック 14969.65(+111.94 +0.75%)
CME日経平均先物 34955(大証終比:+505 +1.45%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。買い先行で始まったものの、直ぐに戻り売りに押され、ダウ平均は前日付近まで伸び悩んだ。米消費者物価指数(CPI)の発表を明日に控え、本日は多くの投資家が様子見姿勢を強めている。ただ、米株式市場は底堅さを堅持しており、その後のダウ平均はプラス圏での推移が続いた。下値では買いがなお旺盛なようだ。
市場は3月の利下げ開始の可能性をまだ排除できないでいるが、明日の米CPIは総合インフレの鈍化が一服すると見られている。これまでインフレ鈍化の主因となっていたガソリン価格が12月は小幅に上昇していたことが要因の1つと考えられているようだ。一方、財価格のデフレは総合とコアそれぞれの指数を引き続き圧迫すると予想されれいるが、企業が在庫削減に成功すれば、このディスインフレ要因も今後数カ月で弱まると見られている。
最終的には、住宅インフレのペースが鈍化しても、コア指数のインフレは年内はFRBの目標である2%を上回る水準で推移すると見られているようだ。
3月FOMCまでまだ複数回、米雇用統計とインフレ指標は発表になるため、予想通りの結果であったとしても、3月の利下げ開始期待が完全に後退することはないと思われるが、今月30-31日のFOMCの行方もにらんで、それなりのインパクトは与える可能性はありそうだ。
「FRBの政策移行への期待で年末の株式市場はパーティーで年を越したような感じだが、いまはちょっとした二日酔い状態だ」といった声も一部から出ていた。
住宅建設のレナー<LEN>が上昇。同社は四半期配当を1株0.50ドルに増配するほか、50億ドルを上限とする自社株買いプログラムの増額を承認した。四半期配当は予想を上回る増配となった。
手術ロボットを手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が上昇。前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を発表し、売上高は19.3億ドルを見込み、予想の18.7億ドルを上回った。
ソフトウェア開発のE2オープン<ETWO>が決算を受け大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、粗利益率、EBITDAも予想を上回った。
半導体の検査システムを手掛けるエア・テスト・システムズ<AEHR>が決算を受け大幅安。通期の売上高ガイダンスを下方修正した。
洗剤など化学品メーカーのWD-40<WDFC>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。
半導体のスマート・グローバル<SGH>が決算を受け大幅高。1株利益は予想を上回ったほか、アナリストからもポジティブな見解が示された。
鉄鋼メーカー等向けのグラファイト電極材を手掛けるグラフテック・インターナショナル<EAF>が大幅安。アナリストが目標株価を従来の4ドルから2ドルに引き下げた。
デジタル医療プラットフォームのグッドRX<GDRX>が暫定決算を受けて大幅高。売上高見通しを上方修正した。
エコスター<SATS>が大幅高。同社はディッシュ・ネットワークと合併したが、特定の無線周波数帯ライセンスを新設の子会社に譲渡し、売却の可能性を評価していると伝わった。
E2オープン<ETWO> 4.17(+0.33 +8.59%)
レナー<LEN> 153.35(+5.19 +3.50%)
インテュイティブ<ISRG> 364.45(+33.89 +10.25%)
エア・テスト<AEHR> 18.59(-3.76 -16.82%)
WD-40<WDFC> 272.59(+35.98 +15.21%)
スマート・グローバル<SGH> 20.38(+1.91 +10.34%)
グラフテック<EAF> 1.72(-0.16 -8.51%)
グッドRx<GDRX> 6.47(+0.76 +13.31%)
エコスター<SATS> 16.65(+3.99 +31.52%)
アップル<AAPL> 186.19(+1.05 +0.57%)
マイクロソフト<MSFT> 382.77(+6.98 +1.86%)
アマゾン<AMZN> 153.73(+2.36 +1.56%)
アルファベットC<GOOG> 143.80(+1.24 +0.87%)
テスラ<TSLA> 233.94(-1.02 -0.43%)
メタ・プラットフォームズ<META> 370.47(+13.04 +3.65%)
AMD<AMD> 148.54(-0.72 -0.48%)
エヌビディア<NVDA> 543.50(+12.10 +2.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美