2023年9月13日 5時20分
前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■ネクステージ <3186> 1,848円 (-500円、-21.3%) ストップ安
東証プライムの下落率トップ。ネクステージ <3186> [東証P]がストップ安。2021年7月以来の安値圏に沈んだ。11日の取引終了後、浜脇浩次社長が同日付で退任し、創業者の広田靖治会長が社長を兼務する人事を発表した。浜脇氏から社長辞任の申し出があり、受理されたという。更に開示資料のなかで、従業員向けのインセンティブを廃止する方針も明らかにした。事業成長を続けてきたネクステージだが、今後の経営への影響を警戒した売りが膨らんだようだ。ビッグモーター(東京都港区)の不正発覚を受け中古車業界に対する厳しい視線が向けられるなか、ネクステージは1日に報道機関からの質問事項の回答内容を開示。そのなかで、同社において過去に不適切事案があったと公表していた。
■IHI <7013> 3,185円 (-598円、-15.8%)
東証プライムの下落率2位。IHI <7013> [東証P]が3日続急落。米航空・防衛大手のRTX <RTX> は11日、傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の航空機エンジンに関し、2026年にかけて600から700基程度の回収の必要があると発表した。同社に航空機エンジン部品を供給するIHIに対しては、今後の事業へのネガティブな影響を警戒した売りが膨らんだ。航空機部品を手掛ける川崎重工業 <7012> [東証P]や三菱重工業 <7011> [東証P]も大幅安となった。
■新明和 <7224> 1,297円 (-123円、-8.7%)
東証プライムの下落率4位。新明和工業 <7224> [東証P]が3日続急落。同社は12日、機械式駐車場の販売などに関して、独占禁止法の疑いがあるとして公正取引委員会による立ち入り検査を受けたと発表した。今後の事業展開への影響を懸念した売りが膨らんだようだ。立ち入り検査は、12日の午前に相次いで報じられていた。報道によると、公取委が独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査をしたのは同社のほか、IHI <7013> [東証P]子会社のIHI運搬機械、住友重機械工業 <6302> [東証P]子会社の住友重機械搬送システムなど8社。ゼネコンが発注する工事において、受注企業や金額などを事前に調整した疑いがあるという。
■泉州電 <9824> 3,515円 (-285円、-7.5%)
東証プライムの下落率5位。泉州電業 <9824> [東証P]が続急落。11日の取引終了後、100万株の売り出しと、上限15万株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。株式の需給悪化を警戒した売りが膨らんだ。政策保有株式の見直しの動きが広がるなか、筆頭株主であるSWCC <5805> [東証P]から売却の意向を確認した。売出価格は9月20日から22日までのいずれかの日に決定する。SWCCの議決権保有割合は11.28%から5.64%に低下する。あわせて泉州電は、取得総数27万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.52%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は10月10日から2024年4月30日までとする。
※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
東証プライムの下落率トップ。ネクステージ <3186> [東証P]がストップ安。2021年7月以来の安値圏に沈んだ。11日の取引終了後、浜脇浩次社長が同日付で退任し、創業者の広田靖治会長が社長を兼務する人事を発表した。浜脇氏から社長辞任の申し出があり、受理されたという。更に開示資料のなかで、従業員向けのインセンティブを廃止する方針も明らかにした。事業成長を続けてきたネクステージだが、今後の経営への影響を警戒した売りが膨らんだようだ。ビッグモーター(東京都港区)の不正発覚を受け中古車業界に対する厳しい視線が向けられるなか、ネクステージは1日に報道機関からの質問事項の回答内容を開示。そのなかで、同社において過去に不適切事案があったと公表していた。
■IHI <7013> 3,185円 (-598円、-15.8%)
東証プライムの下落率2位。IHI <7013> [東証P]が3日続急落。米航空・防衛大手のRTX <RTX> は11日、傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の航空機エンジンに関し、2026年にかけて600から700基程度の回収の必要があると発表した。同社に航空機エンジン部品を供給するIHIに対しては、今後の事業へのネガティブな影響を警戒した売りが膨らんだ。航空機部品を手掛ける川崎重工業 <7012> [東証P]や三菱重工業 <7011> [東証P]も大幅安となった。
■新明和 <7224> 1,297円 (-123円、-8.7%)
東証プライムの下落率4位。新明和工業 <7224> [東証P]が3日続急落。同社は12日、機械式駐車場の販売などに関して、独占禁止法の疑いがあるとして公正取引委員会による立ち入り検査を受けたと発表した。今後の事業展開への影響を懸念した売りが膨らんだようだ。立ち入り検査は、12日の午前に相次いで報じられていた。報道によると、公取委が独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査をしたのは同社のほか、IHI <7013> [東証P]子会社のIHI運搬機械、住友重機械工業 <6302> [東証P]子会社の住友重機械搬送システムなど8社。ゼネコンが発注する工事において、受注企業や金額などを事前に調整した疑いがあるという。
■泉州電 <9824> 3,515円 (-285円、-7.5%)
東証プライムの下落率5位。泉州電業 <9824> [東証P]が続急落。11日の取引終了後、100万株の売り出しと、上限15万株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。株式の需給悪化を警戒した売りが膨らんだ。政策保有株式の見直しの動きが広がるなか、筆頭株主であるSWCC <5805> [東証P]から売却の意向を確認した。売出価格は9月20日から22日までのいずれかの日に決定する。SWCCの議決権保有割合は11.28%から5.64%に低下する。あわせて泉州電は、取得総数27万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.52%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は10月10日から2024年4月30日までとする。
※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース